こうしてセックスレスを解消した-のきの場合-前編
今回は自分のセックスレス解消の経緯を語るにあたり、セルフインタビューの形式をとった。
なぜこんなお寒い形にしたかというと、理由は2つある。
1つは“楽しんで書けそうだから”。
自分の過去を書くなんて、重くて退屈。ましてやそれが辛いことならなおさら。
気持ちを軽くして書き進むにはこのスタイルがベストと考えた。
もう1つはあらためて自分のことを客観的に見れそうだったから。
ちょっと自身を突き放すことで、セックスレスに新たな視点が生まれ、読んでくれたひとに価値提供ができそうな気がした。
※インタビューは架空の人物、松島さん(30歳女性・辛口)にお願いした。
それではキックオフ☆
レスのはじまりとつらみ
枯れるの待ち疑惑発生
松島さん(以下、松)「さあ今回の“レスられさんに聞いてみた”のコーナー。ゲストはのきさんです。よろしくお願いいたします」
のき(以下、の)「よろしくお願いします。緊張してます」
松「それでは簡単な自己紹介を」
の「首都圏在住ののきです。しし座のB型。趣味は…」
松「そういうのはいらないです。誰も興味ないので」
の「…」
松「えーと…のきさんは、ご年齢は40代…まさに中年まっさかりですね」
の「でも見た目若いって言われますけど」
松「そんなのは誰でも言われるんですよ。むしろ見た目若いってジジイしか言われませんから。まあいいや…奥さんのサオリさん(仮名)はひとまわり以上年下だそうですが?」
の「そうです。社内結婚しました」
松「奥さんはどんなひとですか?わざわざおじさんと結婚するんだからやっぱりちょっとヤバイ感じ?」
の「いやいや。
サオリは社内でも美人で名高く、男性社員はみんな狙ってました。ぼくらが付きあってるという情報がリークされた瞬間、あらゆる誹謗中傷がぼくに降りかかったぐらい。性格は控えめで、貧乳なのが玉にキズって感じのひとです」
松「結婚生活はなんの問題もなく進んでいた?」
の「性格も割と合うし、言いたいことをお互い言えて、めったに口論にもならない感じでした。かなりうまく行ってたと思います」
松「でも…セックスレスになってしまった。原因はなんですか?」
の「くわしい経緯はこちらを読んでください」
松「興味深く拝見させていただきました。のきさんがキモイからレスになったんですね?」
の「…ぜったい読んでないですよね?」
松「すいません…ぶっちゃけめんどくさくて」
の「その素直さがステキ。では要約します。ぼくには2人こどもがいますが、下の子が産まれてからレスになってしまいました。大きく分けると産後レスってやつですね」
松「2人目のお子さんの産後、はじめてセックスに誘ったのはいつですか?」
の「こどもが1歳になってからです。保育園もはじまってさおりが仕事を時短で再開。精神的に安定したな、って判断して誘ってみました。でもダメでした」
松「原因はなんだと思いますか?」
の「もともとさおりは性欲が弱いほうでした。それが産後の体調変化と育児ストレスで、さらに性欲がなくなってしまったのでは?と分析してます」
松「さおりさんはセックスがあまり好きじゃない?もしかして奥さんがおまえ…じゃなかった、のきさんと結婚したのは、ジジイだから早めに性欲が尽きると思ったからじゃないですか?」
の「なるほど。その視点はなかったです。セックスのない結婚生活を送るために、早めに枯れそうな男を選んだ、と…うおおおおお!そんなのはイヤだあああ!」
松「でもそうだとしてもさおりさんのアテは外れたんでしょ?」
の「そうなんです。まったく性欲衰えませんでした」
松「頭わるい男ほど性欲つよいというのはマジなんですね。完レス期間(セックスゼロの期間)が2年以上あったそうですが、どうやって乗り越えたんですか?」
の「まずはオナニーに可能性を求めましたね。
オナニーにエンターテイメント性があればレスなんて気にならないんじゃないかって。鏡に映りながらオナニーしてみたり、テレビをつけた瞬間映ったタレントでオナニーするって決めてねばーる君で抜くハメになったり。あとセルフフェラしようとして失敗し、でんぐり返ししちゃうのも日常茶飯事でした」
松「それでレスの辛さは紛れましたか?」
の「逆に聞くけど、それで紛れると思いますか?」
心は一度死にました
の「けっきょくレスの辛さは乗り越えられませんでした。心がいったん完全に死んだのです」
松「と、いうと?」
の「なにをやっても楽しくなくなりました。大好きなサウナも自分のちん〇が“いぶされてるソーセージ”にしか見えなくなりつまんなくなった。たとえ日中にすこし楽しいことがあっても、夜セックスがないことで帳消しにされる、そんな毎日でした」
松「レスになってからどれぐらいの頻度で誘ってたんですか?」
の「2週間に1回ぐらい。でもだんだん誘わなくなりました。もうね、出てるんですよ、さおりの体から玉虫色のオーラが。『セックスに誘うな』、と。あきらめてさおりからのお誘いを待ちましたが、そんな都合のいいことは一度もありませんでした」
松「レスに思い当たるフシとかありました?やっぱり自分がキモイからかな?とか背高いのを自慢に思ってるけど実は顔の長さで稼いでるだけ、とか、抱きしめてるふりしてチンコを尻に当てるのが目的なだけのとことか」
の「くわしいっすね、ぼくのこと…。でもね、嫌われてるな、って実感はまったくなかったんですよ」
松「へえ、意外!」
の「失敬だなキミは。でも自分のダメなところが分からなかった。それが逆に辛かったんです。自分に原因があるなら直せる。でもレスの原因がさおりの変化にあるなら、レス解消の難易度はとたんにあがる。自分を変えるより相手を変えるほうが、ずっと難しいから」
松「たしかにな。で、レスで一番辛い時期はいつだった?」
の「ずっと辛かったけど、完レス1年ぐらいのころがきつさのピークだったかもしれない。
正直レスのなかには10年選手とか余裕でいるので、甘いと言われるかもしれないけど。でもそのころは『もう俺はこの世で必要とされてないのかもな』とか極端な考えを持つようになった。死にたい、ってしょっちゅう思ってました。こどもの寝顔見てチョコレートファウンテンのように悲しみが噴きあげてきたのをよく覚えています」
少しずつ冷静に
松「でもけっきょく立ち直ったんでしょ?それはどうやって?」
の「当時相談するひともいなかったので、本当に孤独だった。ツイッターもやってなかったしね。そんなぼくを救ってくれたのは…本でした」
松「得意げな顔がむかつくけど、まあいいや。それはセックスレスの本?」
の「セックスレス関連もいくつか読みました。けど正直あまり参考にならなかったです。だから少しでもレスの人の参考になれば、と自分で本を書いてみたんです。読んでくれました?」
松「はあ…(チッ!んなもん読むわけねえだろ。こっちはそんなに暇じゃねえんだわ)」
の「と、とにかく本を読みまくりました。前から読書好きだったけど、あらためて本の持つパワーを思い知らされた」
松「どんな本読んだの?」
の「マーケテイング関連、心理学関連、日常のコラム系などとにかくあらゆるジャンルを読みました。こどもを寝かしつけながらオーディブルで聞いてたときもありますし。どんなジャンルでも、セックスレスで悩んでる自分にも関連する部分があるんですよね。けっきょくぜんぶはつながっている」
松「あなたのチン〇はさおりさんとつながってなかったけどね笑」
の「…。ちなみに一番読んでよかったのは、瞑想やマインドフルネスの本。はじめは怪しいとおもってたけど
松「それ読んでどう変わった?」
の「“ものごとをありのままに見る”ことが出来るようになった。自分とまわりをじっと観察する感じ。辛いは辛いんだけど、もうひとりの自分が冷静に気持ちや状況を分析してるようなイメージです」
松「レスでも別にいっか!って気持ちになった?」
の「それはまったくならない。ただ自分のきもちに寄り添いながらも、コンサルタントのように、客観的にレス解消への戦略を立てられるようにはなってきたとおもう」
こうしてセックスレスを解消した-後編につづく
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ぼくが書いたセックスレス本第二弾
『セックスレスーバカで孤独な座談会』
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松島さんがさらに大暴れ!
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無防備にレスと戦って傷を広げないためにもぜひ読んでほしい!
松島さんは読んでくれませんが…。
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