東京喰種というこの世界に向けた教科書
やぁどうも、久々に東京喰種を:reまで全部読んだのーけー。だ。
確か初めて漫画で読んだのが、私がまだ中学生の頃。
当時は、戦闘時になると目の色が変わり、赫子を出して捜査官と戦うシーンがとてもカッコいいと思い、またこれを楽しみに読んでいた部分がありました。
しかし、今読み返すと、その内容の深さに驚きました。
こんなにも繊細で、虚しく、しかし美しいのか。
「生」というものに対して、人間側、喰種側、両サイドから向き合い、「何が正しいのか」ということを常に問い質している。
まるで道徳だ。
「人」の心理をこんなにもリアルに描くことが出来るのか。
自分がする選択は、果たして正しいと言えるのだろうか。その選択が正しいと思えるようにするにはどうすればいいのか。
私たちが暮らすこの世界でも通ずる部分が多々あります。
「選択をする」ことに関しては選択をした後、その選択をした自分に憎しみを抱かず、「悔いがない」と胸を張っていえるか。
しかし、その選択が正しいのかなんて誰にも分かりません。そこには今の自分の立ち位置、周りの状況、私情、その選択をするにあたってあまりにも要素が多すぎます。じゃあどうすればいいか。
これは持論ですが、「優先順位をつける」ことが大切だと思います。選択をするにあたって、自分にとってどちらの何が最も大切であるのか、それによって自分が正しいと思える方を選べるのではないでしょうか。
東京喰種で例えると、
金木くんがアオギリの樹に加入することを決めた理由、琲世が金木くんに戻るという選択をした理由、それが分かるのは本人だけです。本人が今、何が1番大切なのかによって選択も自ずと決まってくるのではないでしょうか。時には、何をするべきか分からず自分が分からなくなってしまう事もあるでしょう。しかし、そんな時自分を助けてくれるのは周りの友人や家族なんですよね。
金木くんは自分を助けてくれる家族はいませんでした。
しかし仲間はいました。そのかけがえのない仲間を守ろうと必死に強くなろうとしました。この世の不利益を淘汰しようと踠いていました。
そんな姿がとても哀しく、華麗で、儚い、
まるでシャボン玉のようです。
その描写に陶酔し、思いを馳せ、「東京喰種」という漫画を人生の教科書であるかのように読んでいました。
少々真面目に書きすぎましたかね。なんか久しぶりに漫画を読んで考えさせられるなと思いました。
小中学校の道徳の時間で取り上げても良いレベルの内容だなと思いました。
(あ、でも流石にリアルかな)
しかし、いい時代に生まれたなとつくづく思います。
こんなにも面白い漫画が溢れているんですから。
ここまで読んでくださった方ありがとうございます。
東京喰種、やはり面白いですね。
私も好き!って思ってらっしゃる方もたくさんおられるのではないでしょうか。
この漫画は読み手によっていろんな解釈が生まれると思います。皆さんがどのように感じられたのかがとても興味深いです。
しかし共通して言えることは、金木くん、イケメンすぎかて。
じゃあ、また明日👋
arrivederci ✈︎✈︎✈︎