戦略的に生きるぞ。と思っていた10代女子が29歳になって思うこと|前半
人生は私のもので、私の物語は思い通りに作ってやる。と10代の私は意気込んでいた。
中学生の頃から、世の中で活躍する女性を見るとやりたい事をやる為には戦略的に生きていく必要がありそうだぞと感じていた。
それは、女性として子どもを育てたい気持ちとキャリアを築きたい気持ちの両立は自然に身を任せても叶えられないと思ったから。
いよいよ社会に出ることが迫った大学2年生。人生計画表を作った。
理想と近い大人に会うと、こんな人生を歩みたいのですが、アドバイスをください!とスプレッドシートにまとめた人生年表を、買ったばかりの中古のMacBookを開いて無邪気にプレゼンした。
すると、
「そんな若いのに考えすぎだよ。
思い通りにはいかないのが、人生。もっとその時その時に出会ったことを楽しむことが大事よ。」と言われた。
言われるたびに、憧れていた大人が無計画に人生を歩んでいた事に裏切られたような気持ちになった。
私は好奇心が強く、描いた人生年表にはキャリアもプライベートもやりたいことだらけ。
女性として20.30代をどう効率的に使い、その後の人生を充実させていくかは一大事なテーマなのに!みんなは真面目じゃないのか!!と怒っていた。
後悔がないように、ベストなタイミングでやるべく事をする。そのために、人生のリアリティーを聞いておきたかった。
でも実際に出会う社会人からは、その事を聞くことはできずに身近な親戚を反面教師にしてみたり。
育児や不妊治療をしている人のSNSやブログを読み漁っていた。(18歳の女子が何をしているかと思うが、それくらい未来を描く材料集めに必死だった。)
特に気になったブログやコラムは、子どもは若く産んだ方が良いのか?キャリアを築いてから産んだ方が良いのか?論争。
画面に穴が空くほど複数の文章を読んだ。今は大まかな内容しか覚えていないが
過半数以上がキャリアは一定築いてから、子どもは産んだ方が良い結論だったことだけは覚えている。