国際再婚
ハワイは3月まで雨季で雨ばかり、おまけに寒くて今朝は16℃、フーディを着てUGGを履いている。
夫の父の住むハイクやクラはもっと寒くて、義父の家にはストーブがあり朝晩は火を焚いている。
国際結婚で問題になるのは言語。
夫婦が抱える問題のひとつはお互いのどちらかの母国に住むことで起きること。
どちらかの母国に住み、家庭の中では夫婦どちらかの言語が圧倒的に優先されることが多いだろう。
私の夫は全く日本語を喋れない。
先日も日本語のひらがな表や簡単な単語のアプリをとってみたが、ほとんどやる気なし。
私からすれば、日本人と結婚したんだから、簡単な日本語くらい覚えてくれたらいいのにと思ってしまうこともある。
たぶん夫からすれば、ここはアメリカなんだから英語だけで十分と思っているのかもしれない。
食生活も今のところ90%はアメリカンかメキシカンで和食は10%くらい。
和食の材料を買うと食費が高くなるし夫は日本食に慣れていないのでしかたないが。
コシヒカリやあきたこまちなんてここでは超高級品だ。
夫婦でお互いの主張をする時、当たり前だが夫は言いたいことを言い放題に言えるから、私は巻かれないために妥協しないし簡単に同意はしないようにしている。
私はどうしたいのか、協調できること、不快なこと、お互い誤解していないか確認し合うことには時間を惜しまないようにしている。
夫は私がここに着いた日に、何か不満に思ったり不快に思ったりしたら、それを隠さずにちゃんと伝えてほしいと言った。
私も何日もずっと何日も黙っていられるタイプではないので、何かを誤解したままお互いの中に蓄積して、それが思い込みにならないようになるべく早めに話し合いをするようにしている。
私も夫も離婚経験者なので離婚をとおして学んだことがいろいろとある。
お互いの過去の結婚生活でしてこなかったことが夫婦の話し合いだ。
私も夫もそれぞれの過去の結婚生活では話し合いのつもりが蓄積した不満のぶつけ合いになってしまったり、口を聞かなくなってしまったりという経験がある。
出来事をとおしてお互いの価値観の違い、好きなこと嫌いなことを知る。
協調できること、ある部分では別々に行動すること、そっとしておくこと、めんどうだと思うことにも根気よく付き合うことを心がけ、相手のある部分を嫌だと感じてしまった時の自分自身への対処も予め心の中の引き出しにしまっておく。
話し合いはお互いの誤解だったことも気づかせてくれる。
夫婦間のミーティングは必要不可欠なのかもしれない。
結婚生活は国際結婚であろうがなかろうが人として進化するための修行のようなものかもしれない。
私も夫もまた結婚を望んだのだから、このことを忘れないで心に刻み付けよう。