アトピー日記:177日目(入院2日目)
デュピクセント29日目、2回目接種から15日目(デュピクセントを継続接種することになるかどうかは現時点では不明ですが、覚書のため日数カウント中)
入院2日目です。朝から2回目の看護師さんによる軟膏塗布がありました。頭、顔、全身にしっかり塗布です。その後、皮膚科部長の片岡医師によるアトピーカレッジの講義「アトピーは何故おこる?」を受講しました。タイトルからそこまで期待してたわけでもなかったのですが、そんなことは全然なくて、とてもわかりやすい説明でほんと勉強になりました。ちゃんとしたアトピーの話って意外と聞いたことないし、そういうのって大事なのかもと思います。
入院前に実施した自分の血液検査の結果が渡され、その数値の意味についてなども説明がありました。
ステロイドバッシングの時代には患者の希望に応じて脱ステロイドの入院患者を受け入れていた経緯なども話され、今は治療の不十分によりアトピー重症化している患者が多くいること、皮膚炎を放置していることによってTh2型リンパ球優位↑→IgE抗体産生増強↑→アレルギー反応→湿疹の悪循環となること、要するに皮膚の炎症が長引くこと自体がリンパ球のバランスを崩させることとなり、皮膚炎が拡がって、好酸球(Eo%)、LD、TARC、IgEといった数値も上がっていくということ。皮膚炎症の暴走を止めることがカギであり、そのためのステロイド治療であるということが説明の要旨だったように思います。
私自身、1990年代に脱ステを経験し、そのときの経験は非常につらかったし、黄色い汁で皮膚が服にくっついて痛いのでずっとバスローブをきて寝ていたことなどを思い起こすと、ここまでなるべく使わずに生きてきたステロイドに対しての抵抗感は否めません。本当に大丈夫なのかな?ちゃんと減量できる?副作用は?って思う気持ちはあるけれど、あれから30年!医学の進歩を信じたい。いや信じよう。
ちなみに、私の入院前の数値
LDH:249(基準値124~222)→皮膚炎の火事の状態が強いと上がってくる。250以上でだいぶ高いそう
TARC:8856.3(基準値0~450)→Th2グループのリンパ球が暴れてくると出す物質、10年ぐらい前に保険適用になった、日本だけ。感度が高い数値、500以下が正常、600はきることが目標
Eo%:24.9(基準値0~8.5)→好酸球。皮膚炎の火事をうちわであおぐような役割。10%超えてたら高い、20%overで異常に高い、早めに下がる。
総IgE:569(基準値0~300)
高い数値に、改めて自分が重症アトピー患者なんだってことを再認識してしまったし、きっかけや原因もあっただろうけど、治療が不十分だったためこうなってる、だからこそちゃんと治療したら良くなるって思って頑張ろうと思う。
今日はWiMAXのトライWiMAXというサービスを使ってWi-Fiをつないでみました。病院のFreeWi-Fiでもいけそうだったけど、ちょうど2週間ぐらいのお試しサービスなのでつないでみたら、これが快適、サクサクです。明日から週末、何して過ごそうかな。