アトピー日記:159日目(退院53日目)再診後28日目
ステロイドでアトピーを良くするという頭がなかった私。そして今もなんだか不思議な気がしています。ここまで良くなるんだという感動と、これからどうなるんだという不安。でもそれは他の免疫抑制剤の治療であっても同じことな気もします。だってリンヴォックもミチーガもデュピクセントも一通りやったけど、私はここまで良くはならなかったし、それはそれで副作用とその不安に苦しんだから。
脱ステにはやはり関心がある。脱ステで良くなったら、それが一番理想的な気がするのでアトピー患者にとって魅惑的だからだ。だって根本的にアトピーが消えるということだから、もう薬への副作用に不安を感じることもないわけだし。
でもそのためにはつらい離脱症状を乗り越えなければいけないという大きな試練が待ち受けているし、それを乗り越えた先に良くなっているかどうかわからないという、すごい賭けでもあるわけで、とても大きな決意と忍耐が必要となってくるように思う。
そもそも、アトピーという皮膚疾患、ひとつの病気に対して、薬を何も使わずに放置するという、他の病気では考えられない荒治療。病気なのに治療しない。この現代社会においてそんな病気が他に存在するのだろうか。脱ステロイドで良くなる人はいったいどれぐらいの割合でいらっしゃるのだろうか。医療側はそういう標準治療ではない治療法も含めて、正しい情報も患者に提供してほしいし、その情報を元に患者も治療法を選択できるようになればいいなと思う。