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SIERRA NEVADA NORTHERN HEMISPHEREを飲んでみた(いぱのめ)

初めて飲むWET HOP IPA

今回飲むIPAは有名どころSIERRA NEVADA Brew(シエラネバダ)から出されているNORTHERN HEMISPHERというIPAです。北半球っていう意味ですけどなんででしょうね?由来はよくわかりませんが壮大なイメージの名前ですね。
シエラネバダといえばアメリカンペールエールムーブメントの火付け役的な紹介をされてるのをよく見るので結構期待値は高め。一度ここのHAZY IPAを飲んだこともありますが飲みやすかったような気がします。(印象薄!)
今回特筆しておきたいのはWET HOP IPAというスタイルだということ。収穫して間もない生のホップを大量に使用して作られたIPAということです。
醸造における生ホップの使用が味にどのような変化をもたらしているのか気になります。アピールポイントである鮮度の良さが味のイメージに反映されてるといいなと思いますがどうでしょうか?
缶のカラーは紫色なのでますます味がイメージできないですね……ミステリアスな印象です。

SIERRA NEVADA NORTERN HEMISPHERE



意外な方向で癖が強めのIPAか?

さて、それでは実際に飲んだ感想を書いていきたいと思います。

まずグラスに注いでみるとその色の濃さに驚かされました。なんというかウーロン茶みたいな色をしていますね。もう見た目だけで伝わってくるキャラの濃さです。個性的という意味では紫色の缶にマッチしているななんて思いました。フレッシュなホップっていうイメージとはなんだか逆な気がします。
お次は味について。
見た目から既に個性がにじみ出ていますが味についてもかなり意外な感じでした。
WET HOPだからフレッシュでさわやか~なIPAのイメージかと思いきや逆にコクのある風味がかなり強いです。なんというか色のイメージにはピッタリなんですがローストモルトを使ったビールみたいな味わい深さを感じます。フルーティ系とは全然違うところにいる気がする。
苦みも割と強いというか結構舌の奥にのこって後を引くタイプの苦みでした。じわじわ効いてくるかんじの苦みです。正直IPAの色味のイメージにもかなり引っ張られてる気がしないでもないんですが、新鮮=すっきりさわやかっていうイメージを農産物に対して抱いていたので「真逆なのか~!」っていう驚きが強いIPAでした。
コクのある味っていうところが印象的ではありますが、ちゃんとホップの余韻もしっかり味わえるのでIPAとして楽しめる特徴は十分に備わっています。
ぐびぐびっと飲み切るよりはちびちび時間をかけて飲みながら苦みと一緒に余韻を楽しむIPAなのかなーって思いました。





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