サンドウィッチマンの東北魂
拓が日本に帰ってから、家で喋る相手もいなく、日本の娯楽がどんどん恋しくなっていた2016年9月ごろ。PodcastというiPhoneのプリセットで入っているアプリを使って、日本のラジオを聴いていた。
当時はTBSラジオの大人気深夜番組“JUNK”が配信されており(現在は爆笑問題カーボーイのみ)、毎日のように、それはそれは楽しい時間を過ごしていた。他にも文化放送「武田鉄矢の今朝の三枚おろし」や、TBCラジオ「トータルテンボスのぬきさしならナイト」などなど、面白いラジオ番組が無料で楽しめた。
その中にあったのが、ニッポン放送「サンドウィッチマンの東北魂」である。東北出身の大人気お笑いコンビのサンドウィッチマンが、毎週10分間、東日本大震災のことを風化させないため、ずっとお便りを募り、読み上げ、被災者の方に寄り添うラジオだった。
ある時この放送を聴いていると、ラオス在住の方と電話をつなぐ、という回があった。その人のトークが面白かったのか、サンドのお二人が「海外に住んでいて、僕らと電話したいぞ、という人はメールください」と言ったのだ。これは送らない手はない!と言うことで早速メールを送った。
その時の文面がこれ。
なんて図々しいのでしょうか。「朝はやめてください」とか、どういう神経していたら言えるんでしょうか。
特に期待もせずに2〜3日過ごしていたら突然の国際電話。確か画面に“ノルウェー”とか書いてあった。「なんだ?」と疑問に思いながら電話に出ると
「東北魂ディレクターの〇〇ですけど、明日電話繋いでもいい?」
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