VIVALA ROCK FES2021

2日目、3日目参戦してきました。
2日間を振り返ってみたいと思います。

まず第一に、開催頂いた運営の方々及び出演者の方々に深く感謝致します。
自粛ムードが高まりまくってるこの時代に開催頂けた事自体が奇跡だと思いますし、昨年のオンライン除けば2014年から皆勤賞で思い入れも強いフェスなのでまずそれに感動しました。

そして今年の感染対策ルールについて。
いやぁ、今までと比べるとやはり息苦しい感じでしたね。致し方ないですが。
マスク必着(出来れば2枚)、演奏中の発声禁止、更にはアルコール禁止で今までのフェスとは全く違うルールに。。
楽しみ方が大幅に変わり、フェス来て飲んで酔って音楽を朧げに聴くあの感じが大好きな僕のように戸惑った人も多かったはず。

でも。
この制限の中で、ルールを守った上で開催して頂いたのはやはりすごく嬉しかったですし、色々な思いを参加者も主催も演者も全員が抱えながらのビバラは、なんだか例年より感動が大きかったような気がします。

例えば2日目のクリープハイプ。
まぁファンお馴染みのセッ◯スの曲なのですが。
HE IS MINEという曲なのですが、この曲では歌詞の一部で全員で「セッ◯スしよう!」と叫ぶ激アガりなお決まり事があるのですが、
尾崎世界観も言ってた通り今年はその部分は無言でした。
誰も叫ばない。誰もが叫びたいのを我慢して、誰もが思ったと思います。

悔しい。

悲しい。

叫びたい。

そりゃそうです。今までの日常というか、今までのフェスとの違いを改めて痛感した瞬間だったので。

コロナで何もかもが変わって、SUPER BEAVERの渋谷さんも言ってた通り
「誰かの正解が誰かの不正解になった」昨今の状況では、当然僕のようなフェス大好きで開催してくれて本当ありがとう最高って人もいれば、
人集まるイベントをこの緊急事態宣言で開催する?そこでクラスターなったらどうなるん?

って人も勿論いると思います。寧ろ世間一般ではそちらの方が多数派な気も残念ながらします。

どこかのアーティストが言ってたと思いますが、音楽業界はコロナに対する相性は最悪で、一番に目をつけられて不要不急扱いされてしまっている業界だと僕も思います。
人が密な空間に集まって叫びたくなる空間。
ライブハウスとかなんか換気も出来てなさそうだし。(去年初めの方で関西のライブハウスで実際クラスターがあったかと思います)

それでも僕にとっては音楽があった(ただの聞き手ですが)おかげで最悪な高校時代を乗り越えられましたし、その後前向きに生きられたし、
社会人なってからもフェスやライブに行く為に仕事もそれなりに頑張れてきたし、
イメージだけで悪者扱いされるのが凄く嫌です。

これはエゴなのかもしれませんが、
自分の好きなものには当然エゴはあるでしょう。

それでも社会で決められたルールを守り、
決められたルールの中でどうやって開催するか多分死ぬほど運営側も考えて、
演者も世間からの批判含め大きなものを背負って覚悟して出演を決めたわけで。

実際会場内での感染対策は徹底されていたと思うし、
こと さいたまスーパーアリーナには世界最高の換気システムがあり、会場としては最適だったと思います。
運営側もしっかり注意して回ってましたし、感染対策に関して緩みは感じられませんでした。

これは黙食のすすめです。

個人の感想でしかないと言われたらそれまでですが、皆んな本気でルールを守ってその上で楽しんでいて、埼玉県職員もお墨付き(鹿野さんのMC参照)での開催なので、実情を知らない/知ろうとしない人からイメージだけでやんややんや言われたくないのが正直な気持ちです。

2日間通してですが、お酒なし、声無しでもあれだけ感動した事に驚きでした。
自分は純粋に心から音楽が好きだったと実感出来たような気がして嬉しかったです。

コロナ禍という事で、開催及びそれを取り巻く環境に関してばかりでしたが少しばかりアーティストの感想を。

今回初めて見る人たちはそんな居なかったですけど、やはり藤井風はエゲツなかったですね。。
何なんwも青春病も、新曲のきらりも全てが全て良かった。
自分の拙い語彙力ではうまく伝えられず悔しいですが、イケメンでピアノ出来てヤングルー大柴(MCで流暢な英語披露してました)で歌激ウマで総じてカッこよかったです。
演奏陣もYUIのいるFLOWER FLOWERからリズム隊2人、SuchmosからTAIKINGと、そりゃもう磐石の布陣で最高にしかなりません。
若い才能をこのタイミングで見れて良かったです。
きっとこれからもっともっと売れて見れなくなっちゃうんでしょうね。。
音楽業界からむちゃくちゃ評価されるのも納得で、23-4歳の天才に謎に嫉妬しました笑

あとはレキシ。
相変わらず面白過ぎて、35分で4曲の安定のセトリ。
稲穂買ってる人を貶して(勿論いい意味で)、狩りから稲作へでは安定の替え歌で(今年はスガシカオ、派生で何故かSMAPも笑)、終始笑えて変わってないことが何より嬉しかった。
大宮セブンもそうですけど(遂にマヂカルラブリーを見れた!)ユーモアとか笑いはこのストレスフル社会では必須ですね。

それは音楽も同様で、UNISONに圧倒されたりtelephonesでDISCOしたりSaucy Dogで泣いたりAwesomeは遂に売れたのに勿忘の曲紹介間違えたりCreepy nutsはスケールバカデカくなってて驚いたり、、僕にとっては必要緊急で、
書ききれないぐらい沢山の思い出が2日間で出来ました。

フェス行きまくり民だった僕としては、1年半は相当長くてストレスだったのだと実感しました。

やっぱり音楽・フェスは必要緊急で、劇場や映画含めエンタメを守る事は誰かの心を守る事だと僕は思います。

その為にもコロナに罹るわけにはいかないし、感染対策徹底して意識変えて生きてこうと思います。

自分の大切な場所は自分で守るしかない。

本当に好きな事やモノに気付けた貴重な2日間でした。
本当はビバラ5日間全部、JAPAN JAMも行きたかったですがこの悔しさは夏で。

ひたちなかでの最高の夏を過ごせますように。
それまでは頑張って生き抜きます。

楽しかったー!!!

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