呟きもしなかった事たちへ_No.65(2024年10月号)

※コンセプトは創刊号をご確認ください。ぼーっとする文章が続きます。バックナンバーはこちら索引もあります。

「パニックパニックパニック皆が慌ててる。オラは凄いぞ天才的だぞ、 お”お”お”お”」

あらためて、とんでもない歌詞だ。キメてるのか?

今月も、呟きもしなかった事たちへ。


調子

40歳、体はまだ動くどころかここ数年筋トレの効果が出ているし、思考は研がれ経験も増えた。今のところ人生で一番能力値としては高い状態にある。それでも人生の難しさは上がっている実感がある。

この原因は二通り考えられて、一つは僕の成長がライフステージの成長に追いついていないというもの、もう一つは「ステータスは良いが調子が悪い」というものだ。なんとなく後者を疑っている。前者だとするとあまりにも辛いというのもある。

急にゲームの話をすると、パワプロ(実況パワフルプロ野球)シリーズは、基礎能力・特殊能力・調子という三要素で選手の能力を決定していて、ランダム性のある「調子」が悪いと特殊能力が発動しないといったかたちで能力の調整がなされる。

人生は野球ほど単純ではないけれど、やはり調子はあるし、そしてライフステージが上がるほど調子を悪くするイベントは増えがちだ。つまりはこれなんじゃないか、と思うわけだ。とはいえ、パワプロですらランダム性がある(上振れもある)ものが、年を取るだけで全体的に下振れしやすい傾向にあるのだとしたら、人生はクソゲーではないか…という意見もありそうだが、そこについては自分ではどうしようもないので考えない。

化粧水

ずっと効果を疑っている化粧水(経緯12)だが、筋トレで出来るマメに関してはてきめんに効果を発揮しているのは分かる。硬い部分がすぐに柔らかくなって取れる。その効果を手には発揮している一方で、マメが出来る訳でもない顔に発揮しているかはやはりわからないままだ。いや、顔にマメが出来ても困るのだけれど。

睡眠

夜中に目が覚めることはもう仕方ないと割り切っている一方で、それがスマートウォッチに認識される時とされない時があるのは少し気になっている。途中で目が覚め、喉の渇きを感じて冷蔵庫に行って水を飲み、再度寝付くのにも少し時間がかかった夜があっても、連続睡眠時間が途切れていないことがある。そういう朝はスマートウォッチを見て不思議な気持ちになる。あの覚醒と徘徊は夢だったのか?

いっそ夜中の覚醒を全て夢にしてしまえれば楽なのだけれど、ちゃんとスマートウォッチが「昨晩の最長睡眠は1時間半。中途覚醒をしていた」などと言ってくることもある。人に優しい嘘をついてほしい。

枝豆

野地家は大分固ゆでだということに最近気づいた。好みの問題ではあるが、あまり人を驚かせても仕方ないので人に出す時は気持ち柔らかめに茹でる。

はなの舞

最寄り駅前の「はなの舞」に行ったことがない。行く人の話も聞かない。

そうして行かないまま、はなの舞いは10年以上業態変化もせず(※はなの舞、数字が悪くなると業態変化する印象がある。但しこれは未検証だ)、緊急事態宣言も切り抜けている。何らか生き残りの秘訣もありそうだし、行ってみてもいいのだが、行ったところで「はなの舞だよな」となりそうな気持ちもありズルズル来ている。先日はメニューPDFを見て「あーなるほど結構おいしそうだな」と思ったが、同時に「でもなんか、想像できるな」となってしまい結局行く気がしぼんでしまった。

解決できる時は来るのか。

カルピスソーダ

の500ml缶を勢いで買った。ペットボトルではなく缶である。そんなものいつ飲むのか、という気もするが、何かゆっくりできる日があると信じて買った。ゆっくりしたい。そういう気持ちがある。

実はバブ(入浴剤)も6月くらいに買ってからずっと放置している。平日はおろか、土日も全然バブ風呂に入れるほど家でゆっくりしていない。

バブ風呂に入って、カルピスソーダを飲む。締めて220円の休日を目指す。

編集作業

このnoteを同人で文庫にしないかというありがたいお言葉をいただいて、9月はその作業に励んでいた。自分の文章を読み返し推敲や編集をしているとなかなか新しい文を書く気にならず今月号は文字が少ない。漫画家さんの「単行本作業に入るので連載ペースが落ちる」のは忙しさだけではなく創作のリソースの問題もあるのかしらなどと考える。

一応9月中に文庫・文庫カバーの入稿をしたので、10月には発送ができる…はずです…。タダでも読めます。今月はこっちを読んでください。


↑クリエイターと言われるのこっぱずかしいですが、サポートを頂けるのは一つの夢でもあります。