呟きもしなかった事たちへ_No.63(2024年8月号)

※コンセプトは創刊号をご確認ください。ぼーっとする文章が続きます。バックナンバーはこちら索引もあります。

うつみ宮土理、Vtuberの名前みたいだし、あだ名がケロンパなのもエピソードみがあって良い。非公式wikiに解説がある。

今月も、呟きもしなかった事たちへ。


人間ドック酩酊録

人間ドックの胃カメラ(内視鏡)に関して、いい思い出が無いので、今回は鎮静剤(ミダゾラム)を利用した。前回は喉の局所麻酔も効きが弱く、エラい目にあったからだ。

さて、いざ鎮静剤を打たれた結果、胃カメラがどうだったかと言うと、全く記憶がない。気が付くと喉の局所麻酔をやる用のソファで寝ていて、10分ほどすると「鎮静剤を打って内視鏡検査してから1時間経ちましたー」とスタッフの方が来た。「私、どうやってここに戻ったんですか?」とスタッフの方に聞くと、「車いすこそ使いましたが、ベッドから降りる時も、車いすからこのソファに動く時も、ご自身で対応されてましたよ」と言われた。そんな馬鹿な。マジの酩酊じゃないか。

人間ドックが終わり、(本当は駄目なのだが)鎮静剤から3時間もたったし、前回の通り人間ドックの為に1週間ほど禁酒していたので、昼食で酒を飲んでみたら…ビール瓶中瓶であっという間に酔っぱらって思考が衰えたのが分かった。なるほど、そういうものなんだな…。理解した気になって家に帰ると果たして、あっという間に昼食を全部戻し、夜中までずっと体調が悪かった。結果事実上の一日絶食である。空腹も相まって二日酔いとは違う気怠さに苛まれた次第。

もう鎮静剤はやるまい。その代わり次回からは通常径ではなく細径の胃カメラにする。

円グラフ

AIでデータ分析!イノベーティブ!みたいな売り文句がついてくるイメージ図ないしCMでは、大体モニターやタブレットに円グラフがついている。

円グラフ化、つまり分類と比率の把握はデータ分析で言うと初歩の初歩で、その比率を決定するとか、その比率と相関するとか、そういったところまでいかないと分析になってないしイノベーティブにならないのではないかという気がする。つまりは有能なAIのイメージに繋がらない気がするのだが、どうして円グラフなのか。

イメージ図としての円グラフの使いやすさというのはありそうだ。windowsも昔円グラフの画面を出していた。(↓参考記事)

対して、正の相関を示す分布図とかは、やもすると画素の荒い日本地図にしか見えないこともある。

それにしても、円グラフかぁ…。

耐久試験

夏に、野球をやり、スポーツドリンクを飲みながら汗をかき、その後の蕎麦屋でそば茶をコップ3杯くらい飲みながら温かい天とじ蕎麦を食べやはり汗をかく。一度もトイレに行かないまま水分と塩分を吸収して汗で出してを繰り返し、なんらか体の中の循環だけをおこなって、果たしてこれは健康になるのだろうか。汗をかく練習をした方が良い、と一般には言うが、単なる体の機能の耐久試験をしているだけの気もする。

ミーム

いわゆる「〇〇語録」を使う訳ではないが、自分の中で型にハマった発話、ミームがある。これから行く店をきめた時、行こうと決めた飲食店が混んでいて入れなかったらどうしようかねという話をするために、「これで激混みで入れなかったら笑えますよ。劇混み忍者伝」と言ってしまうのだ。

元ネタになっている「激亀忍者伝」が分かる人があまりいない事は分かっているし、分かっているからこそあえてここで解説する(つまり今後理解してくれる人を増やす、お前が犠牲者だ)。ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ、いわゆるTMNTをコナミがゲーム化した際に「激亀忍者伝」というタイトルを付けた。すごいセンスだ。素直にカッコイイ。ミュータントに相当する部分が「激」というのは唸るしかない。ティーンエイジを完全に捨てているのもいい。ただ、これを僕が好きすぎることは人に伝わっておらず、「これで激混みで入れなかったら笑えますよ。劇混み忍者伝」という僕の楽しさは共感されない。しょうもない。

会計

酔っぱらうと会計を忘れる人がいる。これは、あわや無銭飲食となるタイプの話だけではなくて、「俺払ったっけ?」「まだ払ってないよね?」と言い出すタイプもいるし、翌日「二次会誰が払った?」と言い出すタイプや、前日いくら払ったかを思い出せないケースなども含む。

どうして記憶に残らないのだろうという気もするし、会計は全然飲み/酔いにおいて本質ではない気もする。人との距離感が変わっていくことが外で酔うことの一つの本質ではあると思うのだけれど、お金がそこをリセットしてしまうからなのだろうか。

電波

テレビが映らなくなった。どうもマンション全体でおかしくなっていたらしい。大家から詫びの電話があって、数日後無事に直った。

驚いたのは、テレビが映らなくなった時でも、電子番組表はダウンロードできていたことである。つまり、完全に一切の電波が入らないのではなく、衛星からの電子番組表情報までは受信している…そんなことがあり得るのか?と思って調べてみたら、テレビは映らないが電子番組表は見れるケースとして「中継器・分配器の不具合」があるらしい。なるほど、個人邸宅では起きなさそうな問題だ。勉強になる。

ペプシ

ペプシZEROパイナップルが良かった。ゼロカロリーコーラにありがちな人工甘味料の独特な感覚を、「パイナップルの、あの変な感じですよ」で踏み倒していた。ペプシはこういう、時に変なことが功を奏す。だがあまり売れてないらしく、早くも店頭から消えつつある。このこともまたペプシらしい。

ペプシブルーのことを永遠に覚えていて(もう20年も前だ)、まぁ語るほどの想いでもないのだけれど、ペプシに対しての何らかの愛着にはなった。こういう、所以のあいまいなものが地層になって自分を作っていることが面白い。嬉しい。

↑クリエイターと言われるのこっぱずかしいですが、サポートを頂けるのは一つの夢でもあります。