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福井の野鳥図鑑 #6 オナガ 県北にいて県南にいない不思議な鳥

スズメ目カラス科
全長ー約37センチ
餌ー昆虫や木の実など
生存期間ー6年
留鳥
福井県で見られる時期ー1年中(嶺北地方のみ)
見やすさー★★⭐︎⭐︎
絶滅危惧ー⭐︎⭐︎⭐︎

体はハトくらいの大きさで、長い尾羽が特徴。頭は黒いペレー帽をかぶったようで、背中や翼、尾羽は水色。のどや腹、尾羽の先は白い。

竹に刺した果物に来たオナガ
新潟県にて

民家の庭や、木々の生える施設の敷地など、比較的身近な環境で、「ゲーイ、ゲーイ」と鳴き交わしながら飛ぶ数羽の群れが見られる。

オナガの小群。手前は頭に白い羽毛が混ざっており幼鳥だと考えられる。
東京都にて

関東地方などの東日本では身近な鳥だが、関西地方などの西日本では絶滅しており、福井県嶺北地方が日本海側の分布の西限となっており、嶺南地方には生息していない。嶺北地方でも福井市光陽など分布は局地的である。
自分の子ではない雛を世話するヘルパーと呼ばれる個体がいる。

福井に特色的な鳥で、飛べるのに、なぜ、嶺南地方にはいないのか、なぜ、嶺北地方でも分布は局地的なのか、不思議な鳥です。


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