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福井の野鳥図鑑 #10 マガモ THEカモーカモといえばこのカモ

カモ目カモ科
全長ー60 センチ
餌ー草の葉や実など
野外生存記録ー12年
冬鳥
福井県で見られる時期ー主に秋から冬にかけて
見やすさー★★★★

マガモの雌(左)と雄(右)

カルガモほどの大きさ。雄は黄色のくちばしと緑色の頭が特徴で別名「アオクビ」と呼ばれ、THEカモという姿。胸は茶色で背は白っぽい。頭は光の当たり具合によって青にも紫にも黒にも見える。雌は他のカモ類と同じく全身茶色っぽいが、青い翼鏡が特徴(雄も同様)。

飛翔する雌(左1羽)と雄(右2羽)
翼の一部である翼鏡(次列風切羽)が青い

福井県には秋から冬にかけて渡来し、河川やため池、ダム湖、海岸などで群れになって普通に見られ、県内で確認されるカモの中では、最も数が多い。夜には田んぼで群れになって落ち穂や二番穂、草を採食する姿も見られる。 
アヒルやアイガモの原種。県内でも稀に夏にも観察されるが、純粋な野生個体かはわからない。

どこでも見られるカモですが、よく見ると尻の羽毛(上尾筒)が上向きにカールしており、望遠鏡などでそれが観察できるといつも「かわいいな〜」と感じます。

マガモの雄(手前)と雌(奥)
雄のお尻の羽毛(上尾筒)が上向きにカールしている

参考文献
福井県みどりのデータバンク動物目録
https://www.erc.pref.fukui.jp/gbank/bird/bird_1page55.html
カモ科鳥類生息調査報告書
https://fncc.pref.fukui.lg.jp/reference/report/gankamo


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