#3 ノジコ 白いアイリングのかわいいやつ
スズメ目ホオジロ科
全長ー14センチ
餌ーイモムシ、クモ、草の種(ミゾソバなど)
寿命ー6年
旅鳥
福井県で見られる時期ー4, 10月
見やすさー★★⭐︎⭐︎
絶滅危惧ー★⭐︎⭐︎(準絶滅危惧)
スズメほどの大きさ。雄は黄緑褐色の頭に、茶色い背中、黄色の胸と腹、目の周りの白いリングが特徴。雌は雄に比べ全体的にくすんだ色。よく似たアオジは嘴がピンク色だが、ノジコは青っぽい。
日本の本州北部のみで繁殖する世界的希少種。繁殖地では雄は木の梢で美しくさえずるが、県内では繁殖しておらず、春と秋に河原や中山間地の道沿いの藪の中などで「チッ」という鳴き声と共に確認されるが、姿の観察は難しい。
敦賀市の中池見湿地は、10月中下旬に数百羽がフィリピンに渡る際に利用し、世界最大級のノジコの渡りの中継地となっている。このことが基準の1つになり中池見湿地はラムサール条約登録湿地に選定された。
ノジコを研究し始めて約10年。渡り、生息環境、さえずりなどまだまだ興味が尽きません。何よりかわいくて美しい…またnoteで色々とノジコについて詳しく紹介していければと思います。