【コンテンツ紹介】TRPG「カタシロ」のリプレイ動画を観た


引きこもりニートのこもにです。
本記事では、コンテンツ紹介をしたいと思います。

最近わたしが見つけたTRPG「カタシロ」のリプレイ動画群についてです。


TRPGとは

まず、「TRPGってなんぞや?」というところから。
TRPGとは、テーブルロールプレイングゲームの略称です。

ボードゲームのように、現実で集まって行う形式の遊びです(現在はDiscordなどを通してプレイするのが一般的かも)。

また、ゲーム機などは必要ありません。
持ち運びの容易なサイコロ(ダイス)やゲームシートを用意すればプレイできるため、場所を選ばず遊ぶことができるという利点があります。


全体の流れとしては、ルールブック(ルルブ)という公式の説明書に則って、ゲームマスター(GM)が司会進行、プレイヤー(PL)がシナリオのクリアを目指します。

キャラクターシートというものを前もって作成し、そのスキルに応じてサイコロ(ダイス)を振ることでルートが分岐します。

会話でのやりとりが中心になることから、自由度が高いゲームです。
そのため、同じルートの分岐をしてもGMの裁量で展開が大きく変わることもあります。


本記事では、TRPGのリプレイ動画について触れます。
リプレイ動画とは、TRPGを実際にプレイした様子を配信・投稿したものを言います。

2016年ごろ、ニコニコ動画やYouTubeなどの動画配信サイトを中心に流行しました。
脚本なしの即興劇のような趣があります。

当時、特に見られていたものを挙げるので、ぜひご覧ください。
TRPGがどういったものかは、これらを見れば大体わかります。

TRPGには多様なルールブック(ルルブ)が存在します。
(クトゥルフ神話TRPG、ソードワールド、インセントなどなど)

しかし、リプレイ動画においてのTRPGはCoC(クトゥルフ…)を指すものがほとんどです。ごく簡単に表現すると、ダークファンタジー系のルルブです。
今回ご紹介する「カタシロ」もCoCを下敷きにしたものです。


わたしが「カタシロ」にたどりついた経緯

わたしがカタシロの動画にたどり着くまでにはいくつか段階を踏んでいます。
蛇足ですが、いずれの動画もおすすめしたいので、紹介するために経緯を説明させてください。


まず、「旧ゲームさんぽ(現livedoor)」チャンネルでデトロイト実況動画を見て名越康文(名越先生)のことを知ります。


ゲームさんぽとは、さまざまな専門家を呼んで、その専門にちなんだゲームを解説を加えていくという動画シリーズ。

例えば、ゲーム内の天気について気象予報士に聞いてみたり、衣装についてコーディネーターに分析してもらったり。

ゲームの世界を異分野から多角的に見る目が養われ、コンテンツとしてのこだわりを垣間見ることができるので、紹介されるゲームの魅力が深まっていくことがこれらの動画シリーズを見ることの醍醐味です。

名越先生は精神科医の先生で、こちらの動画では「DETROIT(デトロイト)」というゲームを通して登場人物の心理分析を行なっていきます。

解説を通じて本ゲームにおけるキャラクター造形の緻密さ正確さが分かるため、実際にゲームをプレイしたくなること請け合いです。

(単発の旧配信版があるのですが、こちらでは時間が経って会話がラフになったことでより見やすく楽しい復活版の方を貼ります)


ゲームさんぽを通じて名越先生のチャンネルと出会い、先日に名越先生の「ファミレスを享受せよ」プレイ動画を閲覧しました。

こちらで、hacchi(ゲーム実況者)氏とのつながりが仄めかされていたことから、「名越 hacchi」で動画検索し、「serial experiments lain」のプレイ動画にたどり着きます。

(シリーズ第8回目の配信アーカイブですが、冒頭にわかりやすいあらすじがあるのでここから見始めても大丈夫です)

ここで配信主であるディズム氏を知ります。

そして、ディズム氏がTRPGのキーパーであり、氏がライティングした「カタシロ」というシナリオが2020年ごろからプレイムーブメントを起こしていたことが判明しました。

以上までが「カタシロ」に出会った経緯です。


わたしは高校時代にTRPGにハマってクトゥルフ等のルルブを持っていたこともあり、世界観には抵抗がなかったことも後押ししました。

加えて、もともとVTuber事務所「にじさんじ」が好きで、所属ライバーが「カタシロ」に関わっていることを知ったことがより関心を強めました。


記事執筆に至った理由

こうして「カタシロ」の記事を上げることにした一つの理由は、たくさんある「カタシロ」リプレイ動画の中から、見る順番に関する一例を提示したかったからです。

わたしははじめに「カタシロ」を見始めた際には、しばらくリプレイ動画の一覧を彷徨うことになりました。

前項の経緯で名越先生がPLを務める動画から見始めようとしたところ、「別のリプレイを回ってからの方が楽しめる」というコメントを見つけ、どの動画から見始めるかというところで難儀したからです。

わたしの場合は知っている配信者(ライバー)からが「にじさんじ」経由でたどっていきました。
そのため、紹介する動画のほとんどがVTuberになります。

この記事がみなさんが「カタシロ」の動画を回る上で一つの足がかりになれば、幸いです。


動画紹介

観た動画の順に紹介していきます。
「カタシロ」自体が月日を追うごとにシナリオ・演出が進化するので、無印から見始めるのが良いかもしれません。

ただ、TRPGのリプレイ動画に馴染みがないよという方は、無印の淡々とした平面感に馴染まない恐れがあります。

TRPG初めてだよ〜という方は、劇場型のリプレイである「Reflect」「Rebuild」が楽しみやすいです。


でびでび・でびるの「カタシロ」

#でびシロ
(配信:2020年10月6日)

出演者
PL:でびでび・でびる
KP:まだら牛
SKP:藍月なくる

配信日から推察するに、ここから「にじさんじ」の「カタシロ」をプレイしていく流れが生まれたようです。


健屋花那の「カタシロ」

(配信:2022年4月23日)

出演者
PL:健屋花那
KP:ディズム
SKP:周央サンゴ

健屋花那氏はにじさんじ内の「カタシロ」ブームの立役者。
医療者としてのアイデンティティは、PLやのちのKPとしてのプレイングに生きています。


叶の「カタシロ Reflect」

#カナシロ
(配信:2023年1月15日)

出演者
PL:叶
健屋花那(医者役)
周央サンゴ(アユム役)

「カタシロ Reflect」のリプレイ動画第1弾です。
VTuberの特質を活かした配信スタイルは、TRPGの新たな可能性を感じます。


月ノ美兎の「カタシロ Reflect」

#ミトシロ
(配信:2023年1月29日)

出演
PL:月ノ美兎
オリバー・エバンス(医者役)
周央サンゴ(アユム役)


「Reflect」のラストは、本編のシリアスさと対照的なので、毎度シュールに感じますね。


ひろゆきの「カタシロ」

(配信:2022年1月18日)

出演者
PL:ひろゆき
KP:ディズム
SKP:でびでび・でびる

フラットなプレイングで、無印の中でもTRPG初心者に見やすい構成になっています。一番目に見るのにうってつけの動画がこれかも。

冒頭のトークタイム、ディズム氏が動画10分あたりでおっしゃっている言葉が印象的です。

11:08〜
「難しいんすよTRPG。話題になって欲しいけどネタバレができないから広がりにくいっていう弱点を抱えている」

このジレンマは、TRPGのニッチな印象を生んだ要因の一つをぴたりと言い当てていますね。


名越康文の「カタシロRebuild」

(配信:2021年5月6日)

出演
PL:名越康文
KP:ディズム
SKP:藍月なくる

わたしが名越先生から「カタシロ」を知って、数日間。
ほかのリプレイをめぐってようやっと本動画に戻ってきました。

TRPGのリプレイ動画で非常に珍しい実写動画です。
小道具まであって、演劇の様相です。

名越先生の専門分野を活かしたプレイングは、ゲームさんぽの姿を思い出します。
こちらは実写なので、カウンセリングのような雰囲気もありますね。

これでPLには台本がなく、GMもSGMもほとんど即興というのだから驚かされます。

わたしはこの舞台でやるTRPGというものを初めて見ました。
二次元のものだった世界が3次元に立ち現れると臨場感が増して、こんなにも様相が変わるのかと新鮮な気持ちになりました。

デジタルの発達で、アナログのやりようも増えて充実していく未来の希望という感慨も芽生えます。


名越先生が出演後に感想動画をあげています。
プレイヤー視点の感想が知りたい方はどうぞ。

また、Rebuild / ReplicaのMV動画も存在します。
ネタバレが含まれます。
リプレイ動画をすでに見た方はこちらもどうぞ。


さいごに

いかがでしたか。
お気に入りの動画は見つかりましたでしょうか。

本記事が、あなたにとって良いコンテンツにつながる架け橋になると嬉しいです。

また、TRPGのリプレイ動画に関して、本記事に掲載のないおすすめの動画などがあれば、ぜひ教えてください。
感想とともに、コメント欄でお待ちしています。

紹介したTRPGのリプライ動画はいずれもネタバレ厳禁の原則があります。
意図せずストーリに関するネタバレをしてしまっている箇所があればご指摘ください。
ストーリーにまつわる感想の共有はお控えください。

ネタバレ含む感想等々は筆者メールアドレスに送っていただいてもかまいません。
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ここまでご覧いただき、ありがとうございました。

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