8月の映画まとめ(2020)
今月もまだまだ韓国作品祭り!
金ローで観る以外に邦画・洋画を全然観てないから作品探すけど、結局韓国映画に戻ってきてしまう今日この頃。
コインロッカーの女(監督:ハン・ジュニ)
8月の1作品目はこちら。キム・ゴウンさんが出演してるから観たけど、めっちゃハード(笑)血ブッシャー系なので、結構体力いるし苦手な人も多いと思う。だけど、キム・ヘスさんとキム・ゴウンさんの演技力が素晴らしく、感情の移り変わりを繊細に感じることもできる、ハードだけど繊細な作品。
そして、アングラな世界のお話の中で、パク・ボゴムの爽やかさが超際立つ!そりゃこんな根っから性格良さそうなイケメンに出会ってしまったら好きになるよね…。それがあんな終末を迎えるなんて、監督!残酷ですよ!と言いたくなる(笑)
ユ・ヨルの音楽アルバム(監督:チョン・ジウ)
続いてもキム・ゴウンさん出演作品。そして、この作品でチョン・ヘインの沼へとハマることになった印象的な作品でもある(笑)
この映画は、やさしい。とっても優しくて、とっても切ない。自分の記憶を思い返してるような、ノスタルジックでぎゅっと抱きしめたくなる感覚になる。
そして、キム・ゴウンとチョン・ヘインの相性が抜群によい。チョン・ヘインがトッケビでカメオ出演してたから、この2人の相性は折り紙付きではあったけど、その想像を遥かに超えてくる。
二人はずっと想い合ってるんだけど、運命のいたずらで二人の世界はなかなか交わらない。それでもいつでも心に相手がいて、だから頑張れて…。いつもなんとなく受け身な印象だったヒョヌが、感情のままに走るシーンは特に胸を締め付けられた。
終わり方に賛否両論あるっぽいけど、私は結構好きだった。ただ、長い月日を2時間に収めている分、描ききれていない部分があると思ったから、ドラマでじっくり表現したバージョンも観てみたいかも、と思いました。
ビューティー・インサイド(監督:ペク)
これは友達にオススメされて観た映画。
目が覚めるたびに違う人になっている主人公が、家具屋で出会った女性に恋をするお話。
毎日違う人に手を握られることへの拒絶感とか、同僚に毎日男性を替えてると勘違いされてしまうなどの、イスが感じる苦悩がすっごくリアルで、え?監督ってそういう経験あるの?って思えるほど。こういうSF要素のある作品って出てくる人がやたらと精神的に強いというか、環境を割とスッと受け入れて、「でも2人が幸せならそれでいい」って感じのが多い気がするけど、この作品は登場人物の戸惑いがしっかり描かれていたのが個人的に良かった。
あと、今まで見たことのある俳優さん出てきたら、どうしてもテンションが少し上がってしまって、変わらないで!と願ってしまう(笑)
そして主人公のハン・ヒョジュさんがとても美しくチャーミングで好きになりました(笑)
新 感染 ファイナル・エクスプレス(監督:ヨン・サンホ)
※少しネタバレ含みます!
ホラー映画が苦手な私にとって、ゾンビ映画も好きってわけじゃないけど、コン・ユさん出てるから観ようと思った作品。
観てる間は、ハラハラしっぱなし!ゾンビから生き延びようとする人間の生命力の強さや意地汚さが描かれていて、実際にこの世界にゾンビが現れたら…と想像をせずにいられなかった。
そしてメインの男性陣が、愛する人を守るために尽く殺られていくのがいちいち切ない!チェ・ウシク演じる野球少年が、目の前で好きな女の子がゾンビ化してそのまま噛まれるシーンとか、めっちゃ胸締め付けられたぁ〜。。。
ただのゾンビ映画ではなく、愛する人を守る人間の強さを感じる作品でした。