DXにソフトウェア内製のポテンシャル
先日、ここで書いておきたいことのメモを書いてありました。
ここにテーマのひとつとして「経営破綻寸前から、DXを図って、システム開発を内製し、本業の収益がV字回復したうえ開発したシステムの販売が事業に占める割合が5割になった」話を挙げました。
「破綻寸前からV字回復」までのことだとちょっと古い話になるのですが、売上の半分が「自社のソフトウェア商品」という話が先日取り上げられていました。
現状、肌感覚としてはソフトウェアは「外注するもの」というのが日本の経済の一般的な選択なのかなと感じます。一方で、私見ではソフトウェアは「内製すべきもの」だと考えています。まぁ私の立場でこれを言うのも何なんですけれど(笑)。
引用した件は、内製のポテンシャルを示すものだと考えています。
ものごとは何事もバランスだと思いますので、全員が全員内製すべきとは言いません。が、もっと内製比が増えるべきとは思います。
では内製の採用を広めていくにはどうしたらよいでしょうか。
ほとんどの事業で内製せずに外注しているのには解雇規制などいくつかの要因が影響していると思います。「日本経済の文化」を形成している重層的な理由を変えていかなければならないのでなかなか変わらないかもしれません。
一部とはいえ売上のうちに受託開発も含んでいる当社も難しい立ち位置です。
AIの利用は今後も拡大すると思われます。AI活用の普及にともなって内製の優位性はさらに高まるものと思います。
「ソフトウェア内製」比率が高まっていく世界線に適応した事業構造の検討を早急に進めておかねばならない、そういう気がします。