書きとどめておくニュース
今日はメモしておきたいことが多くて少々驚いています。
それぞれ当事者からも広報があるのですが日経の報道を引いておきます。
ネットワンシステムズ(NOS)は私たちがこの業態で独立したころから「"インターネットビジネス"を教えてくれた」企業のひとつだと思っています。新しい技術、新しい時代である「インターネット」で、企業はどういったことで事業ができるのか、そのエコシステムとはどういうものか、ひとつの典型だったと思います。
NOSさんが「IT企業」に買収され子会社化となる、というのは、かつての「インターネット関連企業」の勢いを思うと、時代の変遷を認めずにはいられません。
もうひとつ。
先ほどの事例と比べて、事業の規模感からすると個人的にはこちらの方がしっくりくるのです。「電気通信業」は基本「資本」ビジネスで財務規模がIT業に比べて絶対値として大きく、事業シナジーを求めて合併するなら母体になるのは「通信業」の方だと、無意識に思ってしまいます。ですが前者の例のように、商社的構造の事業では必ずしも財務基盤は強固とは言えず取扱商品と、なによりそこに付随する「知的資産」の事業化・収益化が十分ではなければ「母体」とはならないとわかります。
それにしてもラック社もかぁ、と…。かつて当社のグループ会社であった企業がその末期に「インターネットセキュリティ」事業に業態転換した際、直接の競合がラック社だったと記憶しています。その事業も「独立を保てなくなっている」のだなあと感じます。まぁ、独立していることが良いことというわけではないですが。
私どもが当事者の話しをひとつ。
「メンタルヘルス」はこれまでに事業・企業成長を阻まれる要因になったことがあります。苦い記憶です。執行組織にとって避けられないこの課題と、短くない時間向き合っている自負はありますが、そう簡単にこれという結論の得られる話しではない悩ましい課題です。厚労省から課された義務で、負担に見合う成果が得られるのか、不安が拭われる日を待ちたいと思います。
それにしても「記しておくべき報道」が多くなってきているのではないか、この日記がそうした「備忘録」でいっぱいになってしまう日が来てしまうのかもしれません(笑)。