より良い照準
たびたびこの日記でも取り上げていますが当社にポジモという製品があります。
ポジモと検索すればトップに出てきます。「屋外・野外無線LANの」と、二つ名を自称するタイトルが表示されます。二つ名、ほどの自意識はないにしても製品固有名の前に付くキャッチなので常に常に見直されるべきものだと考えています。私も企画原案、開発元経営者、製造者として片時も「これはなにものであるか。どう社会に貢献すべきか」頭から離れたことがありません。
ご愛顧いただいて来年で10年、企画・試作からは12年になるかと思います。
そうして積み上げた実績や経験から、需要への理解は進んでいます。
当社が、”インターネット”という新しいパラダイム、そのパラダイムに基づく自立・自助範囲の拡大、そこから想起される「地域」基盤の世代革新、などの新市場を念頭に「起業」したということはこの日記にも記してきました。そう振り返ると、ポジモは当社のこれまでの時間のおよそ折り返しに登場したことになりますね。
あの時点から、インターネットそのものはさらに普及しましたがその分それまでのパラダイムや基本理念から離れていきました。その後増えたユーザー(市場)にとってはそれらが「不便」で不要なものに思えたからでしょう。
ポジモは「前半」のパラダイムやコンセプトから生まれたので、「後半」時代も「前半型市場」を対象として供給された、そう考えています。
後半型市場にはポジモ需要は存在しないでしょうか。
いえ、実際いまも後半型と思われる需要家からしばしばお問合せ・お引き合いをいただきます。その際には「ちょっとしたズレ」を感じ、販売現場ではご対応に全力を尽くすものの、少し申し訳ない気持ちになります。このちょっとしたズレはほぼ掴めたように思います。
この需要への適応の必要性はすでに認識されていたところでしたが、感染症騒動による「停滞」への対応の緊急度がいかんせん高すぎました。ですが、この件については、言い訳ばかりですね。なんともふがいない限りです。まあ、過去を嘆いても事業は一歩も先へ進みません。この先どう発展させていくか、です。
いまからでも、できることを、貪欲に、迅速に実践し達成していきます。
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