後出しじゃんけんに向き合う
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO70681490U1A400C2MM8000/
「みずほ、日立に負担要求検討」というニュースですが、これは日立側が契約上どこまで可用性の担保を約束していたか、ということなのですが、私たちもしばしば「契約に謳われていない品質担保」を求められることがあります。
事前に要求しておいてもらえたら「瑕疵担保責任保険」など準備もできるのにと残念に思うことも多いと思いますが、事後に要求することの善し悪しをあげつらうのは筋が悪いだろうと思っていて、求められた側は淡々と事前の約束との整合性を顧客と確認して、その約束に基づいて粛々とかつ真摯に誠実に対応すること、それだけが重要だろうと考えています。
請負を経験したことのある企業であれば「契約に謳われていないことを要求される」ことは、例に挙げたような「保守」局面でも「開発」段階でも、まま経験することだろうと思います。
決して愉快なことではないと思いますが、お互いに「いい仕事を成し遂げたい」という思いはあるわけですから、迅速、丁寧に相互理解をはかって、課題を解決できれば、より信頼を深めるチャンスにすらなるだろうと思います。
その際、相手への敬意を忘れないことがもっとも大事ですね。