【毎日ニューヨークで困ってました】ブライアントパーク野外映画「タイタニック」でインド人に癒される
「あいこさん元気ですか~?駐妻会参加してますか~?」
と、ノアゼットプレスライターさんよりメールをもらって、ハッとした。
どこでやってるんですか、その会ーーーー?
こんなに参加したがっている人がここにいるのにーーーーおーいおーい!
楽しくお酒が飲める43歳でーす!
いかがですかー??
………若旦那の会社の駐在員の方は単身で来ている人が多いのか、駐妻さんにお会いしてない。
アメリカに来る前、駐妻で集まってティーを嗜むのに馴染めなかったらどうしようと心配していたのに、呼ばれもしてない。渡米前の自分に教えてあげたい。取らぬお茶会の皮算用してますぜ、アンタ!と。
さて、とりあえず止まると死ぬマグロことアイコとしては、次なる狙いはブライアントパーク野外映画。
夏の恒例イベントということで、ネットで発見。夜の8時からスタートなので、1時間半前に行ってみると
ギュウギュウである。
ニューヨーカー、一体何時からここに?
さては……暇だな?
忙しそうにすごいスピードで歩いていながら……暇なんだな?
私?暇です!
本当に足の踏み場がないので立ち尽くしていたのですが、子供二人が座れるくらいのスペースを発見。きっと多めにスペースを確保している人が大人一人分くらい分けてくれることを祈って子供を膝に乗せて3人で着席。
…….誰も分けてくれなかった。頼んでないからなんだけど。
6時間前くらいから場所取りとかして、1時間半前に来たアジア人に優しさを向ける気はないのだな……といじけていた所、
唐突に前に居たお兄さんがUNOを私たちに配布しはじめ
「名前は?オレ、ランディ」
アメリカ人ってこんな唐突にゲーム始めるのか。突然名乗るのか。
ゲーム好きなお嬢は嬉々としてカードを受け取り、負けず嫌いな次女は不安げ。
ボロボロのカードを配布しおわってスタート!
相当なUNOユーザーである。
ルールがわかっていなそうな次女のため
毎回「君の番」「カード取って」など細々お世話をしてくれるランディ。
結局次女アムに負けるランディ。
2度目のゲームは
結局お嬢に負けるランディ。
「俺、10歳にも6歳にも負けたよ」
と周囲の人の笑いを取るランディ。
ランディルールなのか、インドルールなのか、今普通のルールなのか、
0と7を、出したときは自分の持ち札を左隣に渡すルールが導入されて、大混乱。
また、ランディ手書きのカードも混入しており、「+10」とか乱暴な指示が下されて私はボロ負け。子供のために手加減したってことにしたい。
ゲーム中にも良くしゃべるランディは
「マンハッタンに住んでるの?オレ、ニュージャージーに住んでる」
「俺、インド人。インド来たことある?インド映画好き?」
ナートゥ好きだよ、と言うと嬉しそうに
「俳優の○○知ってる??今ニューヨークに来ているんだよ!!」と興奮し始め、全く知らん、と答えると
「有名なんだよ!」
と携帯で検索してくれて
やっぱり存じ上げない。
けど、ボリウッドのスターなんだって!
日本に来たことある?と聞いたら
「いや、俺はインド・カナダ・アメリカしか行ったことない」
ってことはすごいおじさんだと思っていたけど結構若いのかもしれないランディ。
ランディ曰く最近は雨が多くて、やっとまともに野外映画イベントができるんだ~と嬉しそう。
だから混んでるのか~。
近くの日本食屋さんサンライズマートのおにぎりを食べていると~
遂に8時。
皆映画を観るときは姿勢を正しはじめ、それまでごろごろしていた人たちが座りだして、一気にこみこみだったスペースにスキマが発生。
ランディも「もっと広く座っていいよ」と場所を空けてくれて
むちゃくちゃタイタニック見える。
ちょっと冷やかしてすぐ帰ろうかと思ったのに、皆真剣そのもの。
しずか~~~にタイタニック見てる。
途中立ち上がる人などには
「座って~~~!」
「いまタイタニックの時間なのよ~!!」
など叫んで厳重注意。客が。
そんな真剣に見るなら家でネットフリックスとかで見れるのではないか。なんて言えない。
タイタニック号が写ったシーン、
ケイトウインスレットの初登場のシーン
レオ様が初登場のシーン
で「フォー!!」って歓声を上げるアメリカ人。
その後もレオ様がいい顔するたびに
「ハアア……」「ホオオオオ……」「He is hot」
うるさいくらいにため息をはくアメリカ人。
未だにアメリカ人のハートを奪っていくレオ様。
大画面のレオ様の威力はスゴイ。
流石に最後まで見ると遅くなるので、レオ様がローズとイチャイチャしてご機嫌なところで帰ることに。
もっとみんな喋ってゴロゴロ呑気な雰囲気になれば帰りやすいなーなんて思っていたのに、ニューヨーカーの真剣な眼差しに中々横切る気になれず、躊躇っているうちに9時半。
ローズと金持ちの婚約者が揉め出して中弛みしてる隙に立ち上がり帰る決心をくだし、ランディに子供達が握手などして、いざ、公園の外へ。
ソーリーソーリーソーリーを繰り出し、足の踏み場がないのでみんなの敷物を踏みまくって外へ向かいます。
子供が転けないように、と振り返り振り返り歩いていたら、自分のズボンに足を取られ母転倒。痛い。「アイちゃん大丈夫ー!!」タイタニック号が沈む前にひと足先に叫ぶ6歳。
知らないニューヨーカーの敷物に倒れ込って来たらアジア人にそれは怖かったであろう。マジソーリーヒゲソーリー。
無事公園から出てバスに乗りながら、
「ランディいい人だったねえー、ニューヨークも捨てたもんじゃないねえ」とお嬢に言ったら、「あの人ニュージャージーの人だし、そもそもインド人だから」。
そうでしたー!!
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