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【毎日ニューヨークで困ってます】ブロードウェイライオンキングで強引な人々

さて、日本のイベントに朝4時から参加して朦朧としながら向かったのは、ブロードウェイライオンキング。
以前から次女アムがどうしても行きたいと訴えていたのですが、運よくくじ引きサイトで、一枚激安チケットが当選。残りの家族の分はリセールサイトで購入。正規の値段より大分安いけど、出費していることには間違いない。
学校帰りにシクシクしているのを見てからついつい甘くなってしまってーーー財布の紐もーーー。
それにしてほぼ毎日くじ引きサイトに申し込んで色んなミュージカルに行ってきたけれど、ライオンキングは本当に当たらなかった。どういう仕組みなのかはわからないけれど、人気なんだろうな!
劇団四季のライオンキングは、江戸っ子の祖母が「つまらないから帰る」と途中で帰宅したといういわくつき。祖母の気が短すぎるのか、劇団四季の演出がつまらなかったのか、それともライオンキングという演目の限界なのか、私がしかと見届ける所存であります。

こちら、タイムズスクエアからすぐの劇場に到着。
長蛇の列。
むちゃくちゃオシッコ臭い入り口である。もしかしたらライオンのオシッコかもしれない。


エスカレーターを上ると


耳のないライオンの面。

激安、後ろから2列目の席でもこれ位見える。上出来である。
子ども連れの家族だらけである。
遅れてくる人がいっぱい。私の目の前の席2人分も空いていて、あとから来るんだろうな~と思ったら、右に4人で並んでいた家族のお母さんが突然空いている席に移動。絶対後から人が来そうだけどな~とみていると、案の定カップルが来たけれど、お母さん戻る気配なし。家族の間に知らないカップルが座る奇妙な展開に。お母さんも移動したはいいけど、子供たちの様子が気になるようで、ずっとキョロキョロ息子とトークしたり、息子が話しかけに立ち上がったりする。さらに良く見たら子供用の座椅子を母さんも使っている。絶対に最高の状態でライオンキングを見たいという気合が感じられる。

 私の隣の西洋人のお母さんも前に座っている日本人親子に「うちの娘が良く見えないから、あなたたちの(親と子どもで)席を交換してくれない?」と頼んでいる。自分たちが交換すればいいのではーーーー?でもその日本人は「いいですよ!」。優しい。ニコニコ席を親子で交換。わかる、断る言葉が出てこないよね!!しかしまたピンチがやってきます。席を代わった日本人の子どもが「見えなくなった」。さあどうする日本人!「席を戻します」と言えるのか!?熱視線を向けていると隣のお母さんが「じゃあ、あなたたちの前の親子にも席を交換してもらったら?」次なる家族に移動させるよう日本人に司令。もしかしてライオンキングって隣のお母さんのこと??
ライオンににらまれたシマウマはきちんと断われるのか!!!と心配していると優しい日本人はニコニコ言う通り、前の親子に「よく見えないから席を交換してくれない?」と頼んでいる。そして「嫌です」はっきり断られている!なんてこったシマウマーーー!!さすがにライオンキングも「じゃあ、席を元に戻していいわよ」。ほっ。キングのお許しが出たーーーー。自分に重ねて開演前にハラハラ疲れしました。英語が出来ればシマウマは早い段階で断れたのかーーー?
 とにかくみんな少しでもいい条件で見ようと必死である。そんな必死になるならもう少しお金を出して良い席に行けばい良いのにーーーーなんて言えないよ絶対~。


こちら休憩時間にお菓子を買いに行った売店のメニュー。
物語に合わせたオリジナルドリンクである。甘そうだから頼まなかったけど。売店の大きめのお兄さんが「これまでのショーは楽しめたかい~?」とゴキゲンに話しかけてきて、プンバァみたいだな、と癒される。

結局2時間半くらいのショーでしたが、とっても良かった。
3回くらい携帯を見たくなったけど、それでもおばあちゃんみたいに帰ろうとは思わなかった。
何が良かったって、ステージのデザイン全部が素敵だった。服も、動物も、舞台装置も、美術館に来てるのかな?ってくらい見た目が良かったし、踊りも見たことないような体の動かし方で、とにかく目が喜んでいた。

主役シンバ青年の筋肉がスゴイ。遠くから見てもきんに君の体で、顔がイケメンなのがわかる。そして声が高い。そんな高い声でるの!ってビックリしたけど、なかやまきんに君も高かったね。声帯も筋肉だから、高い声くらいお茶の子さいさいなのかもしれない。
あとは子役の女の子がとってもかわいかったな~。
ショーの最中、お嬢がコソコソ声で
「あのライオンのスカー役の人、浪漫飛行歌ってるおじさんに似てる」
ニューヨークでカールスモーキー石井を想う10歳であった。

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