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曼珠沙華

お彼岸の頃に咲く美しく悲しげな花

こんばんは
お疲れ様です。ellyです。

もう、秋分の日終わりましたね。
まだまだ、昼間は夏日より
そろそろ冬が来て欲しいと願う今日この頃。

今日は久しぶりの連休でして
電池残量のないカメラ片手に
津市芸濃町まで行ってまいりました。

今年は寒暖差が激しく 彼岸花は少ないとの事。
確かに ポツポツと咲いていた感じでした。

そんな秋に見かける彼岸花は
あまり縁起ではない言い伝えが多々あります。
もちろん良い言い伝えもあるけれど日本では
どちらかと言うと前者が多いのでは?
と思っている。

お彼岸の季節に咲いてしまうが故に
美しい花でありながら哀しい花でもある

学名は Lycoris·radiata (リコリス·ラジアータ)

実際のところ彼岸花の別名は1000以上はあると言われている。
ちなみに彼岸花に対して縁起でない意味がつけられる理由としては 毒が関連している。
身近にある様々な植物にも多少なりとも毒は含まれる。
害のあるもの、無いもの。微毒や猛毒など ね。

この花には赤、白、黄と色が存在するがどの色にも
花・茎・葉・球根のすべてに毒があり
中でも特に強い毒を持つのは球根の部分。

植物が作る天然の毒 アルカロイド類という毒だ。
その種類はとても多く、彼岸花には約20種類のアルカロイドが含まれていると言われている。

誤って食べてしまうと吐き気や下痢を起こし
重症の場合は中枢神経の麻痺を起こして死に至ることもあるそうです。

毒薬転じて薬となる

と、ことわざがあるように
アルカロイド類もモノによっては薬の調合で
使われているのも事実である。

ちなみに、アルカロイドは
コーヒーやお茶のカフェイン
フグでお馴染みのテトロドトキシン
タバコのニコチン も
アルカロイド類に含まれている。

このように とても強い毒を持っているが故に
誤って食べてしまった後には彼岸=あちら側(想像におまかせします)しかない と、言われることも。
それもあってか 言い伝えが悲しい話しか聞かない。

ちなみに 毒だ、毒と言っておりますが
触れる程度では問題ないと言われております。
が、やはり気になると思いますので
しっかり、手洗いうがいをしてくださいね。

彼岸花の見頃は大体9月中頃から下旬にかけて
少し暖かく涼しい季節に咲くそうです。
是非、探しに行ってみてください。