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出産前後〜全体的に情緒不安定〜

臨月に入って、更新したnote、何を書こうか迷って本当に書きたいことが書けず、妊娠トラブルや寿司の話などを書いてしまった。というか本心を書くのが少し怖かった。

きっと出産を乗り越えたらその気持ちに収拾がついていると思うので、記録しておく。

一度母親になったら、後戻りはできない

臨月に入ってから、漠然とした不安と寂しさがある。
もちろん今このお腹にいる生命との対峙が楽しみではあるし、早く会いたいとは思っているし、愛情はあるのだが…すごく寂しいのだ。

母親になるという不安。まだ自分は子どもの立場だとばかり思っていたのに、急に母になることが不安で仕方ない。ちゃんと育てられるかという不安とはちょっと違って、何か自分が大きく変わってしまうことが怖い。

きっと周囲の人からは【私に子どもが生まれる】だけであって、今までを知っているわたしに子どもが付属する、という感覚なのだと思うけれど、今のわたしにとっては【わたしの人生が子どものために存在するもの】になるんじゃないかと不安なのだ。

もちろん、夫も「君は君だから変わらないよ、大丈夫」と、やさしい言葉をかけてくれているのだけれど、違うのだ。わたしにとっては、全然違うのだ。

コロナ禍で結婚し、挙式し、とても幸せで満足している日々を送っている。ただ、もしこれがあと3年後だったら…新婚旅行で憧れの国に行けたかもしれない、若いうちに今しか着られないような服を買って、自分に持っとお金をかけて、欲しいものを手に入れられたかもしれない、収入を気にせずに、やってみたい仕事にチャレンジできたかもしれない。

「子育てが早く終わって老後に好きなことできるよ」そう言われるかもしれないが、そうじゃないのだ。今の体力と若さがあるときに、何ができるか、をどうしても考えてしまうのだ。

もっと自分を大切にできたかも、自分を最優先して人生を歩む選択もあったかも。

なんて贅沢な悩みだろうと、頭では分かっているのだけれど、考えずにはいられない。

人生のほとんどのことは、やり直しがきくと思っているし、軌道修正だっていくらでもできると思っている。学校生活がうまくいかなかったら、登校しなくたっていいと思う。就職先を選び間違えたら、その会社を辞めて別のところを探せばいいと思う。結婚に失敗したら、別のパートナーを探して、やり直せばいいと思う。

でも、一度母親になったら、後戻りはできないのだ。

〜以下、出産後に追記〜

赤ちゃん、マジかわいい。
毎日何時間でも見つめていられるかわいさ。
何この生き物、かわいすぎる。

出産前に書いていた文章を読み返し「全然後戻りしなくていいわ」となっています。

いやー、出産は過酷すぎて思い出したくもないので出産レポは書けないけれど、いくつか思ったことがあるので記録しておきたいと思います。

①人間進化した方がいいと思う
本当になんでこの方法でしか産めないシステムなのかが謎すぎる。股から人間を出さなくても良くない?せめてもう少し小さいサイズの状態で産めるようにしたほうが良いと思う。パンダとかみたいに。もしくは卵的な感じで産みやすい形状にして産めた方がいいと思う。生まれる瞬間まで「え?本当に合ってる?これ人間生まれる?」って思いながら痛みに耐えた15時間でした。今でも信じられない!生まれたお子を見た瞬間の正直な感想は「えっ、やばい手足ちゃんとある人間の形してる…」と「顔がガッツ石松だな」でした。0.1秒後くらいに「かわいい」と我に返りました。

②鼻からスイカではない
出産直後は、「鼻からスイカ?余裕だわ。」というなぞの自信が生まれちゃうくらいの痛みです。(出産を終えた今、鼻からスイカは無理だと思います。)経験したことない痛みだとおもって臨んだ出産、厳密には『経験したことある種類の痛みだが、痛みのレベルが”人間が死なないギリギリの痛み”』といったかんじ。生まれた瞬間に「私生きてる…」って思った。本当に意味がわからない痛みだった。痛いけれど、多くの女性が経験したことのある痛み、生理痛の意味わかんないくらい痛いやつです。もう一度言いますが、痛みのレベルが意味わかりません。ただ、これが乗り越えられちゃうから人間こわい。

③あの痛み、思い出せない問題
あんなに痛かったのに!!!!泣くほど痛かったのに!!!!痛みが厳密に思い出せない!!!!!これは本当に不思議で、出産中と直後は「もう二度と産みたくない」ってあれほど思ったのに、3日くらい経ったら「もう一回産める気がする」っていう謎の自信が湧きます。これは人間の子孫を残すための本能として、忘却が組み込まれているんでしょう、呪いですね。あの痛みを忘れさせるなんて人間怖すぎる。多くの先輩ママたちが「みんな乗り越えてるから大丈夫よ」「あの痛み、不思議と忘れちゃうのよね〜」と言っていたのがよくわかる。乗り越えたから言えるけれど、乗り越えられちゃううんだなこれが。

ここまで書いて疲れたから、終わりにしようと思う。情緒不安定な記事になってしまってごめんなさい。
次にまた情緒不安定な記事を書き溜めていたので、追々公開します。暇な時読んでね。

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