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ここではない世界を旅する

初めて海外に出たのは中学生のとき。
アメリカへの短期ホームステイだった。
人も街も家も、何もかも異なる世界にワクワクしたことを覚えている。

その後、イギリスへの短期ホームステイやフランス留学などを経験し、すっかり海外旅行の魅力に取り憑かれてしまった。

あなたがこれから海外旅行を計画していたり、留学やワーキングホリデーを迷っていたり、仕事で行かなければならないというときに、ちょっとでも情報が欲しくて私の稚拙なnoteにたどり着いたのだとしたら、大変言い難いけれど、大した情報は提供できないかもしれない。

それでも、私が綴る私の旅の記録がちょっとでも不安な気持ちを紛らわせたり、なんとなくイメージする手助けになったり、奇跡的に役に立ったりすればいいなと思っている。

何かを始めようとするときには、むかしスペインのホステルで知り合い、ずっと一人旅をしているというアメリカ人マダムがくれた言葉を思い出す。

Enjoy your life.

私について

なんとなく始めた英語でアメリカへ

東日本の某地方都市出身。
姉の影響か、はたまた同世代平均と比べ体格が良かったためか、背伸びした言動を取るかわいげのない小学生時代を過ごす。

小学6年生ごろ、「友人がみんな通っている塾(公○式)に、なんかみんな行ってるし楽しそうだし私も行きたい」という理由で入会。
算数(のち数学)と英語を初め、分数の割り算がわからなくて涙を流す。
英語はお手本CDのイントネーションが面白くて真似してたら割と得意になる。

中学に上がると、市町村のプログラムでアメリカにホームステイできるプログラムの存在を知り、参加生徒になるべく英語学習に励む。
運よく合格し、親の理解と援助もあり、アメリカ合衆国のアリゾナ州へ2週間ホームステイする。

ホストファミリーはとってもいい家庭で、食べ物もジャンク多めだけど苦ではなかったし、本場の英語にいい意味で挫折して触発されたし、グランドキャニオンやセドーナはまだ短い人生観が変わるくらい壮大だった。
唯一、一緒にプログラムに参加していた同郷の学生たちと、お互い子どもだったせいでソリが合わない点を許容できず、息苦しさを拭いきれずに初海外は幕を閉じる。

深みにハマる

高校生になり、また海外に行きたいな〜と思っているとき、学校で配られたイギリスのショートステイプログラムに目をつける。

2週間のホームステイプログラムに参加し、アメリカ以外の国へ足を踏み入れる。
子どもたちが巣立った後、ホストマザー業を始めた料理上手なイギリス人マダムの家にお世話になり、生活面では何の苦もなくプログラムを終える。

大学生になると、バイトをしたお金を旅行に注ぎ込む。
フランス、トルコ、ドイツ、チェコ、オーストリアなどなど。

そして実は大学で学んだフランス語でフランス・パリに約10ヶ月留学することに。
その間もフランス地方都市を始め、デンマーク、スウェーデン、ベルギー、イギリス、クロアチア、イタリア、スペイン、モロッコなどなどを飛び回る。

現実に打ちのめされると旅に出る

社会人になってからはお金と時間が許せば、ままならぬ現実に心が萎れてくる度に非日常を感じて自分の精神的ゆとりを取り戻すために旅行をするように。

そのうちに、ぼんやりと「海外で働けたらいいのにな」と思っていたことを現実にするチャンスがあり、フランスに2年勤務する。
もちろん、ヨーロッパの地続きの地理関係を最大限利用すべく隙を見て国外逃亡。

そして現在

ようやく落ち着いて、せっかくだからこれまでの旅行記を記録として残しておこうと思い至って筆を取っている。

世界を旅するとき、そこで出会った事象をどう捉えるかはもちろん人それぞれ違うし、感じ方も異なる。

だからこそ私なりの目線で感じたこと、気づいたことをここに残しておきたいと思うし、それが誰かの役に立たなくても、例えば待ち合わせ前のささやかな時間潰しとか、電車の中でのちょっとした読みものとして楽しんでもらえたら十分。


ちなみに、アイコンはスペイン・バスク地方の都市、ビルバオ(Bilbao)のグッゲンハイム美術館の入り口に佇むPUPPYくんの写真を現地で撮影したものをお借りしています。なぜこれを選んだかというと、とても単純にビルバオという都市がとても好きだからです。

ヘッダー画像はフランス・プロヴァンス地方のラベンダー畑です。

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