カスタムディメンジョンとは
はじめに
この記事では、「カスタムディメンジョンって何なの?何ができるの?」について書いていきたいと思います。
カスタムディメンジョンとは
カスタムディメンジョンとは、データパックで変更できるものの1つで、1.16.2から導入されました。
バイオームカラーや気温、鉱石や植生等の分布、スポーンするエンティティ等を変更したり追加したりすることができます。
また、既存のバイオームやディメンジョンを変更するのは勿論、追加することも可能です。ダイヤモンドバイオームだって夢じゃない!
変更できる項目
カスタムディメンジョンでは、次の項目を弄ることができます。
dimension
ディメンションを構築します。
ディメンジョンの作り方については、こちら→https://note.com/noir_kokumin/n/nb181afaf744c
dimension_type
ディメンション全体の設定です。ベッドで寝れるかどうか、ピグリンがゾンビ化しないか、ネザー環境(水が蒸発する、溶岩が速く流れる、濡れたスポンジが置くだけで乾く等)にするか等があります。
worldgen/biome
バイオームを構築します。
ここで、バイオームカラーやスポーンするエンティティ、木や鉱石等の装飾(feature)、気温等が設定できます。
バイオームの作り方については、こちら→https://note.com/noir_kokumin/n/nb0b9f6152ed1
worldgen/configured_carver
渓谷や昔ながらの洞窟についての設定です。
ノイズケイブには影響しません。
worldgen/configured_feature
バイオームのfeatureの素になるデータです。
下記にあげるplaced_featureと組み合わせて使います。
worldgen/density_function
noise_settingsのnoise_routerの項目で使用します。ノイズ関係のファイルです。
worldgen/structure
構造物の種類等を決めるファイルです。
worldgen/structure_set
構造物の配置や分布を決めるファイルです。
worldgen/noise
surface_ruleやバイオーム配置等で使われるノイズのデータです。
worldgen/noise_settings
ディメンションの地形を決めます。dimensionでtypeをnoiseにした場合に用いられます。
worldgen/placed_feature
先に挙げたconfigured_featureが実際にバイオームに配置される為のルールを決めます(1チャンクに何個生成する、特定のブロックに隣接させる等)。
featureとplacement[]で出来ており、featureにconfigured_featureを指定するか、オブジェクトとして記載します。
これがバイオームのfeatureとして扱われます。1.17.1までカスタムディメンジョンをしていた方は注意してください。
worldgen/processor_list
下記のtemplate_poolからストラクチャーファイルを呼び出す際に「一部のブロックを苔石にする」等の処理をかけられます。
worldgen/template_pool
ジグソーブロックの構成要素プールのデータです。どのストラクチャーファイルを読み込むかを記載します。
あとがき
カスタムディメンジョンは自由度は高いのですが、上記の通り、用意するファイルが多く複雑で、個人的な主観ではありますが、データパックの中ではぶっちぎりで難易度が高いです。ドキュメンテーションもほとんどwiki便りであり、そのwikiですら解っていない部分も存在します。
そのような現状のためか、Planet Minecraftを見てもカスタムディメンジョンを扱ったデータパックは他のデータパックと比べると少ないです。
そんな状況ですが、これからカスタムディメンションやりたいって人の助けになればと思っています。
そのうち、他のも書いていくつもりです。
ここまで読んでいただきたありがとうございました。