【Dota世界大会】6地域の予選が全て終了!予選突破チーム&ラストチャンス予選チームまとめ【TI2022】
日本の所々で30℃を越える気温を見ながら、秋とは一体…?と宇宙を感じる日々を送っております。
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
さて、その年のDota2世界最強を決める大会、TIがもうすぐ始まろうとしています。
地域別に行われたその予選は被らないように少しずつ日程をずらしながら開催され、全体としては9月3日~17日にかけて行われました。
全日程が終了してからちょっと間が空きましたが、今回はそんな6地域の予選結果をまとめていきます。
事前に予選の有力チーム予想なんて記事も書きましたので、時々その辺にも触れながら進めていこうと思います。
西ヨーロッパ
予選突破:Entity
今年の後半から急速に成績を伸ばしてきていたEntityが西ヨーロッパ予選を突破しました。
予選はトーナメント形式で、Alliance・Secret・Liquidの3チーム、そして決勝でもう一度Secretと戦い4試合全てストレートで下しての突破。
アーリントンメジャー5位という結果も相まって、TI本戦での活躍も十二分に期待できそうです。
ラストチャンス予選進出:Team Secret, Team Liquid
後ろから猛追してきたEntityに差された形になりましたが、西ヨーロッパ地域で長年戦ってきた2チームがラストチャンス予選へと進みます。
ところで一つ気になってるんですが、これPuppey(Team Secretキャプテン)は11大会連続のTI出場が決定ということになるんでしょうか?
それとも本戦出場しないとダメ?
まぁそのうちLiquipediaに書かれるでしょう。
中国
予選突破:Royal Never Give Up
世界一の激戦区はRNGが制しました。
かつてのPSG.LGDのメンバー3名(Somnus・Chalice・xNova)が在籍しているこのチーム。
OGのストーリーではライバル役としての役割を全うした彼らですが、もちろん本人たちにそんなつもりがあるわけもなく。
そろそろあの頃のTI2位・3位の雪辱を果たす時でしょう、…と言いたいところですが、現時点でのその大本命は当時からずっとエースのAmeが率いる新LGD。
彼らを越える戦績を残せるか注目です。
ラストチャンス予選進出:Xtreme Gaming, Vici Gaming
Emoやfyなどが所属しているIG(Invictus Gaming)も有力かと思いましたが、3位争いを制する形でVGがラストチャンスを獲得しました。
また、Xtreme Gaming所属のPaparazzi選手はある国際大会のサイドイベントとして開催されたタイマントーナメントを制したことでも有名です。
しかもその際にはSumailやmiracleという世界的なミッドプレイヤーを破っています。
もちろんDotaは1人で戦うゲームではありませんが、やはり彼がミッドをどのくらい勝ってくるかは見どころになるでしょう。
東ヨーロッパ
予選突破:BetBoom Team
いくつか実績があるとはいえ、私個人の感想としては正直予想外なチームが上がってきたなという感じです。
そしてすごくどうでもいい情報ではあるんですが、今回のTIにはかなり多くのBoomが押し寄せています。
DPCポイント7位:BOOM Esports
DPCポイント10位:Gaimin Gladiatorsのミッド、BOOM選手
東ヨーロッパ予選突破:BetBoom Team
TIは今年で開催11回を数える歴史の長い大会ですが、過去最高レベルのブームが来ていると言えるでしょう。
ラストチャンス予選進出:Virtus.Pro, Natus Vincere
私が東ヨーロッパの有力チームとして挙げた2チームは両方ともこちらに入ってきました。
名前が返還されたVirtus.Proは国際大会で東ヨーロッパといえばこのチーム、というくらい実績十分のチーム。
そしてNa’Viは言わずと知れたTI初代王者。
昨年は同じ東ヨーロッパからTeam Spiritがサプライズを起こしましたが、今年はどうなるでしょうか。
東南アジア
予選突破:Talon Esports
Polaris Esportsとの熱いMarci-Undyingピック争いを制して3-2でTalon Esportsが東南アジアからTI本戦出場を決めました。
今年はちょっとメジャーでも奮わず、全体的におとなしかった東南アジア勢ですが、TIの開催地がシンガポールということでいい感じに旋風を巻き起こしてほしいところです。
ラストチャンス予選進出:Polaris Esports, T1
ana、TopsonというTI連覇1,2番コンビを獲得したT1は話題性だけで言えば断トツの世界一でしたが、結果は3位。
しかしまぁ、1試合目からMarciキャリーなど本当にエンタメ性の高い試合を見せてもらいました。
かつてOGが採用していたIoキャリーもそうですが、別に本気でこのキャラでハードキャリーを目指しているわけではなくて、ミッドとかに用意されている他のキャリーを通すための作戦の一つという仕組みではあります。
でも意外性はやっぱりめちゃくちゃでかいですよね。
ラストチャンスも散々引っ掻き回してくれそうです。
北アメリカ
予選突破:Soniqs
Quincy Crewからチーム名を変更したSoniqsが北アメリカのトーナメントから勝ち上がりました。
スポンサーがついてTI進出逃す事態にならなくてよかったと関係者でも何でもないのに胸をなでおろしています。
昨年はYawaRとSumailの兄弟戦争も話題になりましたが、今回はSoniqs所属の兄のみがTI参戦。
弟が栄冠を獲得してから7年。今度は兄の番になるでしょうか。
ラストチャンス予選進出:nouns, Wildcard Gaming
リーグ戦でも堅調な成績を残し続けてきた2チームが実績通りにラストチャンス枠を確保した、という印象です。
なおWildcard Gamingの情報ページによると、北アメリカ予選終了直後にミッドプレーヤーのesK選手が休暇に入ったようです。
急遽、かどうかは分かりませんが今回のラストチャンスには7月頃までInfamousに所属していたAlone選手が登録されています。
スタンドイン的に大会直前に参戦しても活躍できるのは過去の歴史が証明してくれています。
北アメリカは個人的に近年話題性がちょっと薄いと感じてしまう部分があるので、こういう"前フリ"があるのは逆に期待してしまいます。
南アメリカ
予選突破:Hokori
まぁInfamousでしょうという私の予想を見事に裏切ってHokoriが予選を通過しました。
リーグ戦でも3位が1回だけと、正直あまりパッとしない成績だったんですがここぞというところで勝ち切りましたね。
ちなみにこのHokoriは日本語の誇りから来ているんだとか。
彼らのTwitterアカウントを見るとアニメ好き(というかミーム好き?)が伺えます。まぁ海外のeスポーツチームのツイッターアカウントってミームだらけのところもちらほらありますが
ラストチャンス予選進出:Infamous, Tempest
DPCポイントの上から2チームがラストチャンスへ。
今年はDPCポイント枠のbeastcoastやThunder Awakenがメジャー大会でもそこそこいい成績を残しているだけに、「彼ら以外のチームがそれに続けるかどうか」が今後の南アメリカ全体の立ち位置にも関わってきそうです。
最後に
というわけで既に決まっていたDPCポイント上位12チームと合わせて、本戦出場確定の18チームと、最後の2枠を争うラストチャンス予選12チームの面々が決まりました。
ラストチャンス予選はトーナメントからやるくらいの規模感なのかと勝手に思っていたんですが、リーグ戦やってからダブルエリミネーショントーナメントと、しっかり2段階でやるみたいです。
これだけで一つの中規模の国際大会ですね。
試合は10/8~10/12に行われる予定です。
そしてそんな激戦必至の最後の戦いを勝ち抜いた2チームを加え、計20チームによる本戦が10/15から行われます。
今回は結構土日に合わせた日程を組むようで、メインイベント(ダブルエリミネーショントーナメントの部分)は10/20~23と10/29・30に実施予定となっています。
6日間の日程の内、実に4日が土日。
私の過去記事でも何度も何度も触れてきた通り、今大会は日本から見て時差1時間のシンガポールでの開催です。
私個人の話で言うと、最近は他の趣味にかまけている時間が多かったですが、さすがにTIは一生懸命張り付くことになりそうです。
3度目の戴冠を目指す新生チームか、悲願達成を目指す最強軍団か、直前のメジャーを制したディフェンディングチャンピオンか。
はたまた新たなシンデレラストーリーが見られるか。
実に楽しみな一ヶ月が始まりました。
それではまた。
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