【映画感想】バイス
バイス鑑賞。
素直な感想としては、この作品は現代版マクベスだという事だった。
マクベスはシェイクスピアの有名は作品だ。
あらすじは以下のようになる。
勇猛果敢だが臆病な一面もある将軍マクベスが妻と謀って主君を暗殺し
王位に就くが、プレッシャーに耐えきれず錯乱して暴政を行い、貴族や王子らの復習で倒れるという話である。
一方のバイスの方は、史上最強の副大統領と言われたディック・チェイニーを描いている。
チェイニーは、青年時代付き合っていた彼女のリン(後に結婚)は優秀だったものの。
本人は駄目学生で退学になり、労働者として働いていて飲酒運転などで捕まるなど最悪の男だった。
そのチェイニーをリンは私の代わりに権力をもつ男になってほしいと願う。
無理だったら別れるとも言われてしまう。
その後、奮起したチェイニーは大学卒業後、ワシントンDCのインターンに参加し、そこでラムズフェルドという男と出会う。
権力との相性と最高だったチェイニーは、順調に政治のキャリアを積んでいく。
労働者だった男がそこまでキャリアを勧め。
リンと共に幸せに暮らしていく。
めでたし、めでたし・・・・・
とはならないのが現実だ。
その後、ジョージ・W・ブッシュの下で副大統領となり絶対的な権力を掴んだチェイニーは、9.11テロが起こった後、アフガニスタン進行を行い。
イラク戦争や現在も問題になっている。
ISISなど中東地方の混乱の元凶を作っていくのである。
この映画で初めて知ったわのは奥さんの存在だった。
自分は頭が良くても女性なので政治家にもなれない。
なら貴方がなりなさいとチェイニーに奮起させる。
その様は、本当にマクベスのようだった。
政治的な部分を知っていないとすんなりと入れないかもしれないが、ブラックコメディとしては最高なのでオススメです。
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