【蟲神器】真之蟲主杯_優勝デッキ解説
【はじめに】
こんばんは、はじめまして。Noiと申します。
今回は12/16(土)に東京で開催されました蟲主総会のメインイベント
「真之蟲主杯」にて優勝することができましたので、使用したリストについて解説したいと思います。
※このような記事を書くのははじめてなので、拙い文章になると思いますが、最後まで読んでいただけると幸いです。
~簡単なプロフィール~
蟲主名:Noi(のい) 蟲神器公認サポーター
活動拠点:リモート・大阪
蟲神器をはじめた時期:2023/01〜
主な実績:真之蟲主杯優勝・公認大会優勝13回
【デッキリスト】
・ロード水生デッキ
パラワンオオヒラタクワガタ、水生昆虫を主軸にロードハウナナフシと低コストの青色蟲を多く積んだ強化・術なしの構築になります。
全て2枚採用なので、我ながら美しいリストだと思っています。
【このリストを選んだ理由】
まず3弾が発売されて間もないこともあり、シンプルに強いと注目されている水生昆虫が多いのではないかと予想しました。水生昆虫が不得意とするアグロ・擬態王台・ワンショットについては大会のルール的+メタカードの増加により連勝するのが難しいと考えました。上記2点から不利対面は割り切り、水生昆虫に強めに出れるデッキ⇒ミラーを意識した水生昆虫を選択しました。
【各カードの採用理由】
・パラワンオオヒラタクワガタ
第3弾注目の青色LR蟲。このスタッツが最速4ターン目に出たり、3コスで出たりするのは強いですね。火力・耐久ともに申し分なく、対水生のカードとしても優秀なので2枚積み確定。
・ゲンゴロウ&タイコウチ
水生デッキの軸となるカード。このスタッツで青4エサ→1コス、6エサ→0コストは破格です。0コストで横に並べる展開が強く打点にも壁にもなるので、当然2枚ずつ採用。
・タガメ
大型の水生昆虫。採用率の高いゴライアスを一撃で倒せる+倒されない優秀なステータス。6まで青エサを貯めれば、2エサ1枚でゴライアスケアできるので強いです。1体で採用率の高めなロードハウを、2体でパラワンを倒せるので、少し重めですが2枚採用。
・モンシロ&モンキチョウ
低コスト+高火力の蝶々。基本的に待つタイプのデッキなので揃いやすく、青色かつ紋章が発動すれば水生昆虫に対して高打点を与えることができるので2枚ずつ採用。
・チッチゼミ
低コストの飛び出す枠。デッキの性質上、縄張りより蟲が多く並ぶことが多いので飛び出すは多く入れたいと思い2枚採用。ゲンゴロウもとれる点も良い。
・ゴライアスオオツノハナムグリ
最強のとびだす枠。理由は上記と同様。
バチクソ強いので当然2枚採用確定。
・ニジイロクワガタ
水生デッキの影の立役者。通称ゲーミングクワガタ。プラチナコガネ対策や手札が事故った時の保険用に2枚採用。最低限の火力はあるので、素だしでも仕事をしてくれます。タイコウチをとれる点も良い。
・ロードハウナナフシ
青キラーの大型擬態太郎。パラワンを筆頭として環境に多い青色蟲を全て一撃で倒すことができ、場持ちもよいので採用。またミラー対面で先に展開しやすい点も評価が高いです。2枚だと腐る場面も少々ありますが、対戦中1枚は手札に引き込みたかったので、勇気の2枚採用。
<他採用候補カード>
・除去術カード(息吹の解放、刺蠅の血盟等)
苦手なロードハウや擬態王台に有効ですが、思い悩んだ結果そこは割り切ろうと思い今回は不採用。
・ナミアメンボ
低コスで前寄りの動きをしやすいカード。
後半へもつれ込みやすい水生ミラーの際にパワー不足になる点を懸念し、今回は不採用。
・クロカナブン
1コストでタイコウチを倒せる点が強み。
場に残らず壁にならない点を懸念して今回は不採用。
・クラウディーナミイロタテハ
かくれるから展開する動きや青の400打点はやはり優秀。3コストが重いのとグンジョウの採用率が高めと予想したので、今回は不採用。
・セミ(エゾゼミ、テイオウゼミ等)
鳴くを雑に置けるのと、タガメを一撃で倒せるのが優秀。セミを使いまわせると水生相手にはかなり有効。ただ連戦でうまく引き込める自信がなく、振れ幅が大きいと感じたので、今回は不採用。
・踏み倒し系のカード(蜉蝣、時雨等)
このタイプの構築とは相性が悪いと思い、今回は不採用。
大会直前までは除去術を積んだり、セミやかくれるを搭載したりと色々試行錯誤しましたが、低コスト多めで立ち回りやすく、蟲のパワーで押し切れる本構築に落ち着きました。
【デッキの回し方】
手札を多く持ちたいので後攻を優先して選択します。
基本的な立ち回りとしては、ひたすら青をエサに貯めて4〜6コストを目指し、相手の展開に合わせてカウンターしていく動きがメインとなります。
相手が縄張りを削ってくる場合は、縄張りの数よりも蟲を大量展開しカウンターしてリーサルをずらしつつ、相手に蟲の処理を要求する動きをします。
お互いに動きがなく硬直した場合はロードハウから展開したり、大型の蟲を1枚出して相手の展開を誘う動きを意識しましょう。
・エサおきについて
青を優先して置きます。置けれそうなカードがない場合は何も置かずターンを返すことも多々あります。
ただ相手とエサの差をつけられ過ぎないことを意識してください。先に展開されてしまうとエサが足らず盤面を返せなくなり押し切られます。
状況によるところはありますが、優先度は下記が目安になります。
優先度高→ゴライアス、チッチ、モンシロ・モンキ(各1枚)、パラワン(1枚)、ニジイロ(1or2枚)
優先度中→ロードハウ、タガメ
優先度低→ゲンゴロウ、タイコウチ
【デッキ相性について】
・水生昆虫ミラー
ロードハウ+モンシロモンキが入っているので、基本的には有利だと思っています。後出しが有利なので後攻を取りたいです。しっかりと相手のエサを見て必要な大型を手札にキープし、先に水生昆虫を展開させるように立ち回ります。練度差が出やすい対面になると思います。
・ランプ、ミッドレンジ、コントロール、6軸繚乱等
基本的には有利対面だと思います。エサをしっかり貯めて、カウンターするタイミングと大量展開を意識すれば問題ないかと思います。
・ワンショット系統
基本的に不利寄りです。ワンショット側の方が打点を作りやすいのと、大抵ニセハナマオウカマキリが搭載されており擬態が裏目に出やすいので厳しめです。
大型を並べても金色の顎門があると簡単に突破されてしまいます。
・アグロ系統
基本的に不利です。相手の手札事故+プラチナなし+ゴライアスを踏ませる等で4エサくらいまで到達すれば勝ち筋があるくらいだと思います。
・擬態王台
擬態も王台もきついです。BO1では基本的に厳しいです。
除去カードを採用すれば対抗できます。
【今後の環境について】
今回の真之蟲主杯の結果を見ていただくとわかると思いますが、上位勢はほぼ水生昆虫を使用しています。(本戦7/8)
そのくらい強いデッキタイプと認知されたことにより、更に増えてくると思うので、当然それに対抗するデッキをみんな考察すると思います。
水生昆虫は確かに強いデッキタイプでしばらくは環境の中心になるとは思いますが、有識者により対策されて最終的にはメタが回り、色んなデッキが活躍するのではないのかなと予想しております。(そうなることを願っております。)
【最後に】
長々となってしまいましたが、ご覧いただきありがとうございました。
少しでも参考になっていれば幸いです。
最後に蟲主の皆様に伝えたいことは「楽しむ心」を忘れないで欲しいという事です。私自身も常に楽しみながら蟲神器をプレイしてます。
私は勝つ事だけが全てではないと思っているので、みなさんが思う蟲神器の楽しみ方を見つけて良き蟲ライフを過ごしていただけると嬉しいです。
そしてこれからも蟲神器が長く続くように盛り上げていきましょう!
本記事や蟲神器に関する質問等あれば、お答えしますので気軽にXのアカウント(@avsryt)へご連絡下さい。
普段は夜にリモート(ヒグラシサーバー)で活動してますので、機会があれば対戦よろしくお願いします。
ではまたどこかでお会いしましょう。