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【旅日記】 ニューオリンズ2日目
2日目は今回の旅のメイン、ニューオリンズジャズフェスティバルへ。
繁華街から地元のバスに乗り、フェスティバル会場へと向かった。ダウンタウンからフェスティバル会場へ直通のシャトルバスもあったが、運賃がかなり高い。ローカルバスは各バス停に停まるためその分時間がかかるが、時間が許せばこちらを利用した方がかなりお得だろう。
フェスティバル会場周辺に着いたが、荷物検査のために長蛇の列ができており、会場内に入るまでにかなり時間がかかった。並ぶ場所の指示等も特になかったので、「これって会場入るためにみんな待ってんだよね?」とフェスティバルに来た人たち同士で尋ね合いながらの待機である。毎年やっているであろうフェスなのに暑い中長時間待たされるとは思っていなかったので、少しこの点に関しては残念だった。運営側に頑張って改善してもらいたい。
やっとのことで会場入り口のゲートが見えてきた。大規模なフェスの割には「これだけ?」と突っ込みたくなるほどの狭さのゲートだった。会場に入るまでにあれだけ並んだのも頷ける。
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内部は大きめのステージが3つあり、それぞれゴスペルテント、ブルーステント、WWOZジャズテントと名前がつけられており、それぞれそのジャンルのグループが演奏している。小さめのステージは5つほど設置されていた。
ジャズフェスティバルに来ておきながらジャズにはあまり詳しくないのでとりあえず気になったゴスペルのテントを覗いてみる。映画"天使にラブソングを"で観たことはあるが、そういえば生で体感するのは初めてだ。
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圧倒されるようなパワーと芯のある歌声がテント中に響き渡る。ステージのめちゃくちゃ近くにいるわけでもないのに、聞いている側の身体にびしびし伝わる。生の声がもつ力ってすごい。加えてアフリカンアメリカンの人たちの伸びのある歌声だ。あんなに歌えたらどんなに気持ちのいいことだろう。
ブルーステントも覗いてみた。みんな思い思いの音を鳴らしている印象。
このフェスでいいなと思ったのは、テントによってない時もあるが、多くのテントで椅子が設置してあることだ。音楽フェスだと何もないだだっ広いところにステージだけ設置されていて、日差しを遮るものもなく暑い中待機したり聴いたりすることが多いのでこれは助かる。
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ジャズフェスティバルで驚いたところは、地元の作家さんたちが作ったであろう作品が並べられているテントがたくさん設置してあったことだ。販売もしているので気に入ればその場で購入も可能。絵画はもちろん、少し怪しげな木製の偶像(失礼笑)や金属製のアンティーク調に作られた作品など、とにかく様々なジャンルのものがたくさんある。フェスティバルが音楽だけでなく、地元との繋がりも大切にしている様子が感じられて、こういうフェスのあり方も素敵だなと思った。
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テントとテントの間にも地元の人たちが作ったであろう作品が並べられていて、少しアートフェスティバルのようだなと感じた。
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コンゴスクエアというテントに移動し、友人の目当てのバンドであるPJ Mortonを観る。事前予習せずに聴いたので他の曲は覚えていないが、カバー曲としてBee GeeのHow Deep Is Your Loveを歌っていた。これがなかなか良かった!ジャズ調にアレンジされていて、ゆったりとした感じが原曲ととてもマッチしていたように思う。
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YouTubeに音源あったので載せておく。
外でいい音楽をいろんな人と共有しながら聴くというのは本当に気持ちがいい。これだから音楽フェスティバルに足繁く通ってしまう。お金が許すなら世界中の音楽フェスティバルに参加してみたいくらいだ。
というわけで2日目終了。
次の日わたしも友達も朝いちのフライトで帰る予定だったので空港で寝たのもなんだかバックパッカー気分だった。(きっともう年齢と体力的にやらないと思う。笑) 空港でわたしたちの隣に座っていた女の子が夜中イヤホンなしでバトルシーンの映像を見ていて、いやいや午前1時とか2時にそういう耳障りな音のシェアは求めてないのよ、他人への配慮とかそういうのないわけ?と相手が理解できないのをいいことに散々日本語で愚痴をかましたのも今となってはいい思い出。(文面に書き起こすととんでもなく酷いやつに見えるが、眠気MAXのわたしたちには本当に大迷惑だったのでご理解いただきたい。笑)
最後にニューオリンズを旅する際に知っておいた方がいいことをまとめておく。
圧倒的現金主義なので必ず多めに持ち歩くこと。カードはホテルくらいしか使えなかったし、ジャズフェスティバル内の飲食物、グッズ購入なども全て現金。(フェスくらいはカード使えるとありがたいんだけれどなあ)
ニューオリンズのスタイルなのか何なのかわからないが、ナンバープレートが車の後部にしかついていないのでUberなど乗る場合には車の後ろを必ず確認すること。