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【考察】グラードン型ミステリーチャージ

 どうも。今回は、この記事の投稿時期だともうすぐ発売となる、レイジングサーフに収録されているグラードンを採用したミステリーチャージデッキを考察します。


1)ミステリーチャージとは?

 以前、コチラの記事にて紹介させていただいております。
 わたくし、このデッキを組んでからというもの、まるで取りつかれたかのようにミステリーチャージデッキを考察しました。
 実際、上記記事にて最後に紹介しました【コライドンex+ディンルーex】をメインアタッカーにしたミステリーチャージデッキを、実際に作成するほどには気に入ってしまいました。
 改めて画像と一緒に紹介します。

 ミステリーチャージとは上記ネンドールの特性のことを指します。
 【トラッシュにサポートがない】ことを条件に【トラッシュの闘エネルギー1枚を好きなところにつけることができる】という特性。
 その文章からサポート不採用のデッキでないと使いにくい印象でしたが、それに関しては上記の記事を熟読ください。

2)グラードン

 さて本題に入ります。この度、9/22(金)発売のレイジングサーフにて、過去一番ミステリーチャージと相性がいいカードが登場しました。
 それがこちら。

 このグラードンである。
 相性がいいのは言わずもがな下技。マグマパージである。
 この技は言い換えると「最大打点が240までになった代わりに非ルールポケモンになったパオジアンex」です。
 もうお分かりですね?ミステリーチャージと相性が良すぎます。

 本来このカードは同弾収録のガブリアスex(水テラス)の上技と合わせて使うことが公式で説明されており、実際、ガブグラデッキは環境クラスほどではないでしょうが、ジムバトル優勝はいけそうなデッキであると予想されます。
 が、それはあくまでガブリアスがメインだからできる動きであるため、グラードンを活躍させようと思うならミステリーチャージ型が最適でしょう。

 従来のたけるとうきデッキや他のチャージ型デッキとの大きな違いは【打点調整ができること】です。
 60、120、180、240のいずれかのダメージで調整ができるため、相手に合わせた打点を調整でき、特に120、180の場合は、エネルギーを場に残しながら相手を倒す動きができる可能性があります。

 また、マグマパージの優れた点は【自分の場のエネルギー】であれば、どこのエネルギーでもいい点。
 それのどこがいいの?とお思いの方に説明いたしましょう。
 従来のミステリチャージ型だと「ガッツのつるはし」を使用する際に注意点が必要でした。
 それが【ベンチに闘ポケモンがいる状態で、ガッツのつるはしの効果で闘エネルギーがヒットした場合、そのエネルギーは必ずつけなければいけない】ことです。
 それのどこが問題かというと「ベンチにヤジロンがいる場合、絶対にヤジロンにつけないといけない」という問題でした。
 従来のチャージ型だとこの点がネックでプレイングを考える必要がありました。
 しかしマグマパージの効果によって、どこにエネルギーがついていても問題がなくなったため、プレイングが非常に楽になりました。
 (もちろん、技を使うために必要なエネルギーがあるため、グラードンにつくことに越したことはない)

 また【エネルギー】であれば色の指定がなく、なんでもいいので、ネンドールと相性がいい『リバーサルエネルギー』や、グラードンをベンチから出すためにつけた『ジェットエネルギー』をトラッシュすることもできるのが優秀。
 とはいえ、マグマパージの要求エネルギーが闘闘無なので、グラードンだけ出張させて使われることはないだろう。

3)デッキサンプル

い つ も の

 相変わらずサポートをガッツリ採用したチャージ型。
 アタッカーがグラードンになったため、スタジアムをボウルタウンにすることで、早いうちに盤面を整えられるようになった。
 また、たけるとうき型と違い、ルカリオの枚数がそっくりそのまま空くので、代わりにビッパビーダルラインを強化。より安定性を高めた。
 
 このデッキのおしゃれポイントは【リベンジパンチ】の採用。
 グラードンの打点が60、120、180、240までしか出ないので、HP220のex(パオジアン等)やHP280のVSTAR(ギラティナ、パルキア等)をリベパン込みで倒せるようになる。
 ペパーでリベパンをサーチしつつ、ともだちてちょうをサーチする動きはミステリーチャージデッキでは基本の動きなので、ぜひとも採用したいところだ。

 マグマパージでトラッシュするエネルギーはその場その場で考えていく必要がある。前のグラードンを倒されそうな盤面の時は分散したり、逆にリベンジパンチを付けたグラードンを狙わせたりetc…

 今回のデッキには採用していないが、後攻になった時のことも考えてネンドールにつける用のリバーサルエネルギー1採用はありかもしれない。1枚トラッシュで180点が出せるので経線維持に役立つだろう。キバナでサーチもできる。

 これまで触れてこなかったが、グラードンの上技は実は有能。ミステリーチャージはトラッシュにないと加速ができないため、手札にきたエネルギーを加速させる手段として優秀。後攻1ターン目でヤジロンのともだちをさがす以外にも動く選択肢があるというのは覚えておこう。

4)最後に

 レイジングサーフは、公式から発表されていないがシールド戦を想定したかのような収録なので、グラードンは少しばかり価格が高くなるかもしれない。
 ARが存在しているカードなので、通常のRのほうならお手軽に揃えられると信じたいが・・・・・・果たしてどうなるか、楽しみではある。

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