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【没案】バディパルスマイナン構築
ども。今回も没案となります。没となった理由は後述しますが、あまりにもどうしようもない理由で没になっただけで、これさえなければ相当強いと思うって構築をいくつか思いついたので、開拓者の方に託そうと思います。
1)マイナン(バディパルス)基本情報
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レイジングサーフにて新規登場したマイナン。自分の場にプラスルがいる状態で相手が"手札からエネルギーを付ける"ことでそのポケモンにダメカンを2個のせます。
簡単に言うと要求値が2枚に増えた代わりに相手のポケモンにだけ効果を適用する災いの雪山みたいなカードたちです。
プラスルとマイナンを並べるだけでこの状況を作ることができるた、デッキスペースを圧迫することがほぼなく、実質災いの雪山の効果を持ちながら、別のスタジアムを採用できるという特徴を持つ。
プラスルとマイナン両方いないと発動しない効果とはいえ、もし対戦準備の初期手札に2枚がそろっていた場合は、後攻なのに相手にダメカンを乗せられる可能性があるというロマンもある。
ただし、この特性は場に何匹マイナンがいたとしても効果が重なることはないため、20点しか乗せることはできないのは覚えておこう。
ちなみに相方のプラスルはこちら↓
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2)思いついた構築
①プラマイドドゲザン
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技うちとるを覚えたドドゲザンデッキにプラマイを採用する構築。
ダメカン4個を乗せる手段がリベンジパンチ採用や他のカードでダメカンばらまきの必要があったところを、手貼り2回=きぜつ圏内に入れるという構築。
元々のうちとるドドゲザンデッキにプラマイ2枚をピンで入れるだけで作れる構築なため、従来の形を大きく崩すことがなく、大口の沼を採用してコマタナにダメカンを乗せ、キリキザンで戦うルートをとることもできる。
大口の沼を貼っていた場合、沼の効果+バディパルスで手貼り1回でうちとるの圏内に入るので、かなり強力な疑似ロック盤面を築くことができる。
また、プラスルが無色2つで動くこともできて、相手にダメカンが乗っているほど火力が上がるので、最悪プラスルで殴りに行くこともできる。
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②プラマイヒスイダイケンキVSTAR構築
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ダメカン4個と言わず、1個でも乗っていれば高火力が出せるデッキのほうがつよくね?と思い発掘されたのがこいつ。
もともと大口の沼とのコンボで登場したが、プラスルマイナンによって火力補助を追加する形。
2エネで実質220に加えて、沼とバディパルス1回で260点、2回で280点まで圏内であり、ザンゲツスターでさらに範囲を広げることも可能。
悪タイプなのでダークパッチによる加速もでき、かなりコスパはいい。
また、フライングエントリーのルチャブル等でさらに打点を調整しておくことで範囲を伸ばすことができる。
また、ダイケンキ以外にも【相手に乗っているダメカンの数参照】のカードは軒並み相性がいい。
③サカキのカリスマ、スター団のしたっぱを採用できるデッキ
付けられたエネルギーを手札やデッキトップに戻すことで複数回の手貼りを要求することができるデッキとは相性がいい。
マイナンのバディパルスは同名1の制限はあれど、ターン1の制限がないので、セグレイブやネイティオのような手札からエネルギーを加速するタイプのデッキ相手だと、1ターンに40・60点を乗せることもできるため、これらの妨害カードと相性がいい。
同弾に収録されているフォクスライ等で相手のデッキ内のエネルギー密度を上げてやる等で妨害をしつつ、何度も手貼りさせていくうちにプラスルの火力が上がっていく、という状況を作ることも可能。
3)没になった理由
サーナイトex「トラッシュから加速します!」
悪リザードンex「進化したときデッキから加速します!この加速分で十分なので基本手張りしなくてもいいです!」
アルセウスV「我には手張りが必要だが、他の者の分はデッキから直接加速させてもらう!」
ルギアVSTAR「相棒!デッキから特殊エネルギー引っ張ってきてくれ!」
ミライドンex「最悪エレキジェネレーターで加速できるので問題ないです!」
ウッウ「そもそもエネルギーいりません」
・・・・・はい。
没になった最大の理由。環境が悪すぎました。あまりにもどうしようもない理由とはこれです。
バディパルスの効果はあくまで手札からエネルギーをつけた場合のみであり、前述したセグレイブでのきょくていおんの加速、最近増えてきたネイティオのアカシックセンスでの加速であればめちゃくちゃダメージが乗せられるのですが、最近のポケカ環境、手札以外からの加速手段の環境デッキがあまりにも多すぎました。
ベンチ枠2つを圧迫するほどのリターンが今の環境にほとんどありません。
とはいえ、同じ電気タイプでベンチ狙撃できるサンダーexやわざマシン「やみうち」とも相性がいい点。
ネタデッキとしてはプラスルマイナンをベンチに並べながらパチリス「みんなでほうでん」で殴る電気ネズミデッキなんてのも面白そうではある。
また手貼りすることは珍しい環境ではあるが、対戦中、手貼りを1回もしない、なんてこともほとんどないので、特性の発動機会自体はどんなデッキ相手にも狙えたりする。
また、ルギアデッキが特殊なだけで、基本的に特殊エネルギーに関してはほとんどの場合手貼りする必要があるので、特殊エネルギーに依存したデッキや今後新しい特殊エネルギーが出るたびに、多少は評価が左右しそうな組み合わせではあるので、注目しておきたいところだ。
というわけでプラスルマイナンを混ぜた構築について考えてみました。
結論としては「環境があまりにも向かい風すぎる」ということではありますが、相手の動きを制限させるという点では、詰め将棋のような対戦ができるので、そういうデッキを使うのが得意な方は検討してもいいかもしれません。
以上。