クラウド・ルー盧廣仲「愛情怎麼了嗎」本人による作品解説
新曲「愛情怎麼了嗎 Self-complacent」MVのメイキング映像の中で、クラウド・ルーがこの曲の創作背景や歌詞について解説しています。歌詞の解釈がとてもクリアになったので、本人の解説部分を翻訳しました。
◆MVメイキング映像
前半はMV監督によるミュージックビデオの製作背景や作品解説。クラウド・ルー自身による楽曲の創作背景や歌詞の解説は01:45ぐらいから。
◆クラウド・ルー本人による歌詞解説
クラウド・ルー:
この歌(ニューシングル「愛情怎麼了嗎 Self-complacent」)は、沢山のエピソードの集合体からインスピレーションを得て作りました。
友人達が僕に語ってくれた恋愛エピソードを比べてみたら、どうやら皆、ある種共通の状況に遭遇している事が分かったんです。
それは、初めはお互いの気持ちが良好なのに、のちに何かの原因、自分が何かとてもマヌケな事をしたせいで、気持ちが離れたり冷めてしまったりしていたんです。
ということでこの歌は、ひとつは(人が)自分で自分の恋愛をバラバラにする過程を描いていて、もう一つは僕の恋愛観を書きました。
皆の話では恋愛とは何かお互い対等につくし合うものであるようなんだけれど、僕の考えでは、すてきな相手を好きでいるだけで、好きでいられる相手に出会えた、ただそれだけで皆さんは「あ、いい気分だな」って感じると思うんです。
この曲の歌詞に「自我感覺良好(ひとりでにいい気分になる feel good about oneself)」というフレーズがあるのはそういう訳なんです。
思うに恋愛って、その中にいると今日はいい日だなって思えたり、皆さんをいい気分でいさせてくれたりして、それだけで既に意義があるものであって、(相手が)あなたと同じように尽くしてくれるかどうかは、あなたが好きなその人とは関係ないこと。
僕はそう思うんです。
だからこの歌の最後のフレーズ「愛你 不用回答(愛してる 返事はいらない)」は、「我愛你 這是我的事情(僕は君が好き これは僕の問題)」という意味なんです。
この歌のデモ版のタイトルは「愛情怎麼了嗎(愛に何があったんだろう)」ではなく「不要管我(僕に構わないで)」だったんですけど、それはつまり「僕は君が好きだけど、君は僕に構わないで(これは僕の問題だから)」ってことなんです。