見出し画像

新入部員から見た写仏部の人々

 内輪話です。どうもすみません。
 でも、note写仏部は誰にでも開かれています。興味を持たれた方は、お気軽に遊びにいらしてください。


 先ごろ私はnote写仏部に入部しました。先輩方にはあたたかく歓迎していただき、とても嬉しかったです。

 その返礼というわけではありませんが、新入部員の私から見て先輩方はどのような人々なのか、仏像になぞらえて表現しました(一部例外あり)。

 写仏部員のうち上級生を中心にご紹介します。 

A4用紙に筆文字サインペンで描きました

 あらら、写真に撮ると小さすぎてなんだかよくわかりませんねえ。
 それぞれ拡大して説明していきます。

①Himashun如来(失踪中)

どんなお姿かわかりません

 写仏部の部長です。私が入部する少し前に突然行方不明になったそうです。なので、どのような人なのかよく知りません。ご無事でいらっしゃるとよいのですが…。

②あやのん観音

本当はもっとたくさん手があります

 写仏部創設メンバーです。高校で美術の先生をしていたそうです。
 絵が上手なだけでなく、どの人にもよく目配りがききます。あやのん先輩にスカウトされて写仏部に入った人は多いと思います(私もそのひとりです)。
 popo先輩(後述)が、どこかのコメント欄で「あやのん先輩は千手観音菩薩さまだ」と言っていました。あやのん先輩の記事やコメントを読むと、本当によく人を見ていると感心します。まさに、たくさんの人に手をさしのべる千手観音のよう。「あやのんかんのん」と語呂も良いです。

③popo菩薩

タコさんウインナー(のぬいぐるみ)が
アイコンの人

 popo先輩もたいへん絵が上手です。絵画教室で講師をつとめています。絵だけでなく、工作や手芸も得意です。
 勉強熱心で、美術や文化財についての知識が豊富。popo先輩の展覧会や寺院の探訪記はどれを読んでもためになります。見どころや鑑賞のポイントを押さえた解説はわかりやすく、写仏部にとって学芸員のような存在です。
 そんな知性と教養のあるpopo先輩をたとえるなら、文殊菩薩か勢至菩薩あたりでしょうか。
 菩薩の服装は、古代インドの貴族のスタイルなんだそうですが、popo菩薩はたいてい和服を着ています。

④つきふね月光菩薩

蓮華の上に月輪

 月がトレードマークのつきふね先輩は、月光菩薩で決まりです。
 通常月光菩薩は日光菩薩とペアで薬師如来の両脇を固めているのですが、ここでは単独で涼しげなお顔で立っています。
 つきふね先輩の神社仏閣探訪記や写仏にはなんとも言えない佇まいの美しさを感じます。

⑤まりりん吉祥天

手にヴァイオリンを持っています
頭の上には天使

 まりりん先輩はお姫様のような人です。バレエの他、ヴァイオリンやピアノもたしなみます。天使になる修行もしているそうです。
 まっすぐな気持ちで発せられたまりりん先輩のコメントは、人々の心に沁みます。
 中国の宮廷女性のファッションを身にまとった吉祥天は、プリンセスまりりんにぴったり。

⑥高木広目天

猫がアイコンの人
自称オカマ なんだそうです

 旧仮名遣いで問題提起しまくっている人です。気がつくと高木先輩(というか高木先生)のコメント欄に巻き込まれ、哲学カフェ状態になっていたりします。なんか、世の中のいろんなことを知っています。
 そんな高木先生は、広い視野を持つ広目天のイメージ。
 広目天は、多聞天・持国天・増長天とともに「四天王」をなし、如来や菩薩を守るのが本来の役目です。
 でも高木広目天は、まりりん吉祥天の門番に特化しています。

⑦Eijyoモアイ

コーヒーカップがアイコンの人

 Eijyo先輩がモアイ像の写仏を提案したのをきっかけに、写仏部の活動の幅が一気に広がったそうです。写仏部では、「おやつ担当」も引き受けているらしいです。

⑧天邪鬼M

私です。先輩方の薫陶を受けています

 この他にも、幽霊部員も含めまだメンバーはいるのですが、全員は紹介しきれませんでした。ごめんなさい。

 ちなみに、私は初心者なので仏像のことがよくわかっていません。仏像鑑賞の超入門書を参考にしました🔰

山本 勉 著『仏像のひみつ』
朝日出版社、2006年
ひらがなで「ひみつ」というのがイイですね。
覗いてみたくなるではありませんか

 美術史家の著者が東京国立博物館に勤めていたとき、日本の仏像彫刻を鑑賞する方法を初心者に紹介する展示を企画しました。そのときの解説をもとに出来上がったのがこの本です。
 やさしい言葉で、ざっくりとおおまかに書かれています。情報が多すぎない、というのが初心者にはありがたいです(2021年には続編と合体の上加筆された「完本」が出ています)。


いいなと思ったら応援しよう!