マイ・セカンド・アオハル 第4話の中から
拓 これまで何度もチャンスはあったはずなのに、言えなかった。ほんと、情けないよね。
佐弥子 軽々しく言えないくらい、真剣に好きだったってことでしょ。
拓 傷つくのが怖かっただけだよ。
佐弥子 逆に怖くない人なんているの。
傷つく覚悟を決めたから言えたんでしょ。
それって、スゴイことだよ。私は、拓をシンプルに尊敬するけどね。自分を守ることしかかんげてない男より、百億倍かっこいいよ。
拓 ありがと。
佐弥子 泣きたくなったら、私のこの巨乳を貸してやるよ。
拓 セクハラやめてもらっていいすか。
佐弥子 セクハラじゃねえし。失礼しちゃうわ。
拓 よかったよ、佐弥子さんがいてくれて。
そう。
拓 俺一人だったら、たぶん、一生言えなかっただろうし、言えないままだったら多分もっと後悔してた。
佐弥子 そっか。
拓 佐弥子さんは、どうだったの。ひなたさんとのデート。
佐弥子 ハリケーンに巻き込まれて、木っ端微塵でした。