【1,000万円貯めるには】まずは「自分がいくら持っているのか」把握すること
前回の記事で「具体的な目標貯蓄金額を設定すること」をオススメしましたが、
・そもそもいくら貯められるか検討がつかない
・1,000万円貯めたいけど、実現可能なレベル なのか分からない
といった方もいらっしゃるのではないでしょうか。
わたしも実はそうでした。自分がいくらお金を持っているのか、目標までどれくらいの険しさなのか、ここを知ることから始める必要があります。
■とにかく自分のお金をかき集めよ
自分がいくらお金を持っているのか把握するため、以下の4ステップで保有金額の洗い出しを行います。
①銀行・証券口座の残高
「自分が持っているお金」と聞いて、一番に思い出すのがこのお金だと思います。
普通預金だけでなく、定期預金などしている場合も漏れなく洗い出しましょう。
②普段意識しない隠れたお金
会社で積み立てている財形貯蓄や確定拠出年金などがあれば、その資産額も洗い出しましょう。貯蓄型保険に加入している場合は、その保険を解約した際の解約返戻金額を把握しましょう。(分かる範囲で構いませんが、残高のお知らせハガキが届いたら更新するなど、アンテナを高くしておきましょう)
③ポイント
ポイントもお金と同じです。Tポイントやdポイント、楽天ポイント、ペイペイボーナス、マイルなど、自分が貯めている全てのポイントの残高を確認しましょう。
ここで見落としがちなのが、クレジットカードのポイントです。
クレジットカードのポイントの失効額は合計でおよそ1,389億円相当にのぼるというニュースもありました。
少し手間がかかりますが、保有しているクレジットカードでポイントが溜まっているのか、ネット上で確認してみましょう。
わたしは、気づかぬうちに、Suica利用(ビューカード)で、JR東日本のJREポイントが2万円分ほど溜まっていました。
④現金
財布の中に入っている現金や、もしものために…と引き出しの中に保管している現金もいくらあるのか把握しましょう。
■「自分ってこんなにお金あったんだ」と知る
①〜④の確認、全てやると本当に大変で労力もかかると思います。「貯金の目標を立てるんだから①だけでいいじゃん」と思いたくなりますが、この作業を通じて、「自分ってこんなにお金持ってたんだ」と感じていただきたいのです。
(例えば…)
①の銀行口座に100万円、
②〜④に把握できていない200万円
があったとします。
自分は「100万円持っている」と思うのと、②〜④まで把握して「300万円持っている」と思うのとでは、安心や幸福感を感じられるのは完全に後者ですよね。
それに目標金額を立てる際、後者のほうがより高い金額を目標にできるので、よりモチベーション高く実行できますし、達成したときの喜びは大きいですよね。
同じ金額を持っている人でも、保有金額を把握している・していないで、貯蓄に対する気持ちは変わってきます。
前向きにお金を貯めていくためにも、ここは事務作業と割り切って、時間をかけて洗い出しを行っていただくのをオススメします。
ここが頑張りどころで、自分の総資産額が見えるようになると、貯蓄も一気に楽しくなります!
洗い出した金額は、アプリかエクセルに入力し、管理を行いましょう。この話はまた次回。