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卒業の日
はあ、やれやれ。少し横になろうかな、
そう思って目を瞑った時に
ふっと思い出した曲
通い慣れたゆるやかな坂道を 今 自転車で走る
紺色ブレザーの仲間たちの肩を叩いて
最後のおはよう
中学2年生だったわたしは、
来年の卒業のとき、こんなふうに感じるのかな
と思いながら
何度も何度も、聴いた曲
そう 僕ら 明日がどんな道だとしても
それでも必死になってもがくだろう
夢のトビラを叩きながら
溢れる想いを叫び続けるよ
昔好きだった曲を聴くと
その時大切にしてた気持ちと
その一瞬一瞬の風景を、思い出すことができる
いま、すっかり忘れてしまっていた
あの時、大人になって無くしたくないと思っていた気持ちに
気がつくことができる
そしてもう一度想う、今度はもっと強く。
この想いを
忘れてしまいませんように。
サスケ/卒業の日