夢みたカッパの夢みるカッパ
週一ルーチンにしているプールは、2面がガラス張りで天井が高い、がっつり泳げるスペースはあんまりないけど、歩くためのゾーンやスーパー銭湯的なアトラクションもあって、夜に照明が灯るとリゾート地のホテルプールな気分にも浸れる、背浮きでたゆたえば、物理的な身体の固さも脳みその固さも溶け出していくような…600円で至福を貰える公共のプール、水に触れているとなぜか河童に想いを寄せてしまうが、それも楽しい時間だったりする
今見上げている天井は、少し低めで照明なのか装飾なのか、私にはわからない細やかな装飾が施されているのがよく見える、アトラクションはないけど、丸の重なりでゾーニングされたプールサイドには絵になる椅子…いやいやチェア、の方が雰囲気に合うのか…やテーブル、美しいホテルのプールは、いつもと違って高級なカッパになった気分だ…高級なカッパってなんやねん！ とツッコミも入れてみる
小さな女の子にお父さんらしき人が泳ぎを教えている、昔々、娘に同じようなことしてたな、多少泳ぎに自信があったから、調子こいておんぶして泳いだりもしてたな、こういう場で見る父子は、水着を着ていても上品に見える気がするのは、勝手な認知バイアスかもしれない、いいのか悪いのかはよく分からないけども…カッパにも庶カッパとか、上級カッパとかあるんだろうか？ 池なんぞに生息するんだっけ？ 水質の違いで棲み分けるとか？？ タワー池や長屋池があるとか？？ 奇麗な水を好みそうな風でもないし、タワーにするには深さが足りなさそうだし、長屋だったら、ギリ想像つくけどなかなか笑える
河童からしたら、人間の世界は羨ましいものなのか、くだらんものなのか、それさえも分からない、あ～お皿の水は干からびないように注意する必要はありそうだな、きゅうりはたくさんストックしていた方が安心なのかも？ 隠し場所とかあったりして？ あはははは…泥臭い価値観でしか考えられそうもない、とりとめない思考を繰り広げながら、しょせん私は人間、河童の価値観なんぞ想像もつかない、河童になれないのは少し残念だ
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