名古屋中川運河から海へ出ずる
乗船前にはしゃいでいたちびっこは、早くも退屈し始めたようだ、無理もない、雨模様のお天気に加えて、川下りアトラクションとはほど遠い人工的な穏やかな流れをゆっくりと進んでいる、周囲の風景もちびっこがはちゃける要素はあまりないように思われる
しかしながら…なんだかもったいない気がする、川岸にはまぁまぁの土地がところどころあったりする、小洒落たお店なんぞを誘致はできないのかな、ついでにヴェネツィアみたくゴンドラ浮かべるとか? 小舟でおやつの販売なんかしてくれたらより楽しい、なんなら川岸に人力車走らせるとか?? ノスタルジー寄りか、水の都寄りか、コンセプトはどっちがいいんだろ? まぁそんな素人考えは、誰もが思い付く、実現できない各種事情があるのだろうな、致し方なく脳内妄想に移行する、水上交通がメインだった頃の賑やかしい景色が浮かび上がる、飛び交う声まで聞こえてきそうではないか
プチパナマ運河は、川と海の水位差で船がびっくりしないように、川を仕切った小部屋にいったん通してくれるのだ、ちょっとづつ慣れてから海に出かけてね〜〜ってな感じで、小部屋の中では、おもてなしに似た、ご配慮されてる感が満載になる、いやはや、同行している長女とムコ殿(婿養子ではないが)に多少遠慮していたものの、うずうず我慢できずに、スタッフさんに確認してから、小さな甲板に出て見る、娘たちも追ってきた、長女を誘ったのは私だが興味があれば?? に同行希望&『めっちゃ楽しみっ』とのムコ殿、決して強要したわけでない、共有できるわくわくポイントがかぶっているなら、より嬉しい
甲板に出たのは私達のみだったのに、あれこれ説明してくれたスタッフさん、余計な仕事になってしまったかもしれない、未だ目視と手動で動かしている部分があるだなんて、ときめく小話まで!川の小部屋から海へ向かう瞬間…名前を知らないのがもどかしいが、海鳥らしき鳥たち(😅)は一斉に飛び立ち、船の上という目線からの名古屋港はいつも以上にとても大きく広がって見えた