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心の居場所は、どこですか

「のほ様、お待ちしておりました」
ネットで予約したのみの一見さんにもかかわらず、にこやかに迎えてくれるホテルのフロントさんはありがたい
その一言で、快適に過ごせるに違いない、いや、快適に過ごさねばっと思う
マニュアルなんだろうし、お金を払って確保している場所ではあっても、タッチパネルでピコピコとチェックインするだけよりかは、確実にほっとする

単純なので、自分の居場所…は、物理的に今いる場所、としか認識していない
では、心の居場所とは🤔🤔🤔
やはり、自身の脳内…かな、と思うんだけども、拠り所をなくしてしまった時、迷子になってしまうのかもしれない

不愉快が降り積もって、その重みに潰されそうな時、
理不尽だと叫びたいのに、間違っているのは自分なのか?と答えを求めて、自分自身を攻撃してしまった時、
見慣れた居心地良かったはずの場所は、色を失い、見知らぬ場所のようにツンとすまし始めて、あっという間によそよそしい空間に変わってしまう
自分自身が異物のように思えて、心も身体も彷徨い始める

迷子になったら交番だ
けれど、彷徨う心は、名前を名乗るのを拒否するかもしれない
交番を見つけるのを拒否するかもしれない

駅に行ってみるのはどうだろう?

少し大きめの駅の雰囲気が好き
利用するための毎度さん、旅人さん、待ち合わせの人、単に通過するだけの人、どんな状況の人でも受け入れてくれている
行き交う人達を何気に眺めているのも楽しい
慌ただしく動いている人、時間待ちで手持ち無沙汰な人、流れる時間も人それぞれだ
目的地ではない通過地点…そんな距離感が心地良く思える

さまざまな行き先を提示するアナウンス、見知らぬ他人同士の関わりのない声が集まるざわつき、一人だけども人の息遣いを感じる駅
こういう場所ならば、迷ってしまった心もあるべきところに引き戻してくれるような気がする
名前を呼ばれて、お待ちしておりました、と言われる気持ち良く過ごせる居場所があったことを思い出すかもしれない


乃井 万さんの募集に応募させて頂きます。







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のほ
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