いま何をやるべきか? 伊集院さんが話した三遊亭円楽さんの教え #あちこちオードリー
毎週水曜深夜11時から放送されているトークバラエティ『あちこちオードリー』
オードリーの若林さんが司会としてゲストの現在の仕事、過去のあれこれについて掘り下げ、時にゲスト間の化学反応まで楽しめる番組だ。
ゲストのおもしろさ、ゲスト同士の組み合わせで、いろんなタイプの回がある。爆笑させられる回もあれば、ゲストの過去の話に感心させられ続ける回、他のテレビ番組のイメージとは毛色が違うコメントを聞いて、ゲストのことが好きになったりもする。
今年も、錦鯉の雅紀さんがチョコにコーティングされたナッツを種を捨てるみたいに吐き出した話で爆笑したし、ブラマヨお二人のコンビの関係性にじんわりとして、何度も見直している。
で、今年一番見直している回は、1月放送の
「芸能界が生きやすくなる参考書を作ろう!」回だ。
この時のゲストは、
(紹介順)
・M-1の決勝の前の収録だったウエストランドの井口さん
・どぐろっくの二人
・伊集院光さん
・藤本美貴さん
だった。
番組の終わりのほうで、伊集院さんが師匠の三遊亭円楽(六代目)さんに言われたことが刺さっている。ほぼ原文ままに引用する。
ほんとにそうだと思った。
実際に、すごい腕前の人、すごいスキルの人でも、届ける努力がおろそかのために世に出れない人がいる。ちょっとうまいだけの人が自分のやっていることをちゃんと説明できて、テレビに出るようになることもある。本当の専門家でもないのに、なんでこいつ出てんの? なんて、テレビに出ている人を悪く言う人もいるが、100点の製品を作れても使う人に届かなければ、100点×0で0点だ。70点の製品を90%説明できて使う人に届けることができれば、70点×90%=63点になる。
おもしろさを作るまでが仕事ではない。届けるまでが仕事だ。そこをおろそかにしてはダメだし、届けることをちょっと頑張れば、すごいことを理解してくれた人が代わりに届けてくれるかもしれない。そうなれば、70点の人なんかより、もっとおもしろさが届くようになる。
もう一つは、どこで努力をするか、だ。
今、私は、noteを毎日書いたり、短歌を続けたりしている。もしこれが自分がまったくできないけど、できるとかっこいいから、で頑張っていると、たぶんうまくもならないし、何より続けられない。
私の場合は、うまくなる工夫、社会性を持たせる部分がほとんどできていないので、最初の時点で問題がある。でも続けられていることで、もしその中で工夫ができるようになれば、試行回数の多さから、同じボリュームの内容を一週間に一度しか公開しない人よりも、うまくなる可能性を秘めている。自分が続けられること、そこを頑張っていこう。
日曜の晩、改めて、録画の伊集院さんの話を聞きながら過ごしている。どこを努力すべきか確認して、月曜からの一週間を正しく過ごせるように。