『この村に泥棒はいない』/『コルネリア』公演情報
『この村に泥棒はいない』/『コルネリア』
原作:ガルシア・マルケス『この村に泥棒はいない』
シルビーナ・オカンポ『鏡の前のコルネリア』
演出:守山真利恵
「ことわりもなく突然入ってきた人に自分の人生を話す、
それがあたしにはばかげたこととは思えない。
以前だったら、あたし、感じのいい人か魅力的な人を
探そうとしてたかもしれない。
でも、いまは、ほんとのこと、いいましょうか?
落ち着いて死ねるよう、やすっぽい人間になりたい。」
(『鏡の前のコルネリア』より抜粋)
■出演
鎌田紗矢香
むらさきしゅう(プリッシマ)
■チケット料金、公演スケジュール
《プレビュー公演》於 Gallery NIW
7月8日(金)~10日(日)
8日(金)19:30
9日(土)12:00 / 15:00 / 19:30
10日(日)12:00 / 15:00 / 19:30
一般前売り:2,000円 一般当日:2,300円 学生:1,800円
《本公演》於 綜合芸術茶房 喫茶茶会記
7月11日(月)~13日(水)
11日(月)15:00 / 19:30
12日(火)15:00 / 19:30 / 21:30
13日(水)15:00 / 19:30
一般前売り:2,500円 一般当日:2,800円 学生:2,000円 リピーター:1,500円
(本公演は前売り、当日共にワンドリンク込み)
■会場アクセス
Gallery NIW
〒112-0014 東京都文京区関口1-44-8
Web:http://gallery-niw.jp/
綜合藝術茶房 喫茶茶会記
〒160-8501東京都新宿区大京町2-4,1F
Web: http://gekkasha.modalbeats.com/
■ご予約フォーム
こちらのリンクからご予約いただけます。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/b46909b2449290
✴︎上演時間:約75分
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『百年の孤独』で知られるノーベル賞作家、ガルシア・マルケスの初期作品『この村に泥棒はいない』、幻想を織り交ぜて独特の視点で現実を描いた女流作家、シルビーナ・オカンポの『鏡の前のコルネリア』の2作品を上演します。
なぜ今、この作品を選ばなければならなかったかと言われるとスパッときれいな答えが出てこないのですけれど、彼らの生きた国々、雑な括りですがいわゆる中南米は死者との距離がとても近いと言われています。そのこと自体よりも、むしろそれによって逆に浮かび上がる生者との距離に非常に興味を覚えました。生きている、ということを考えるときに他者のこと、或いはそれらとのつながりのことを連想します。いわゆる社会とか集団とか呼ばれるものです。が、こう、何となくですが生きているということ自体がもう一つの括りじゃん、と思ってしまったら突然それが凄い大変なことのように思えてきてしまいました。いや、意識しなければ大変じゃないのかもしれないけど。
生きづらさをテーマにした作品が昨今増えています。特に若い世代で増えているようです。もちろん、なにか問題が起こるってことはその土壌があるわけですけど、生きづらさに関してはもう何十年も何百年も前からテーマにされていたのだな、と。
生きづらさなんてそんなことはてめえで悩んでろ、と思われるかもしれません。私も思います。問題は生きづらさ、そのものではなくて、生きている、生活している、という括りの中にもまた無数の括りがある、それはあるときには集団・社会であり、そこにあるルールや道徳かもしれません。今回は(大きな括りがある上に)その無数の括りにもがいている人たちの可愛らしいお話。
どこにも行かない人たちの、どこにも行けない話。
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■スタッフ
演出助手:井上哲
スチール撮影:奥山郁
■演出 守山真利恵プロフィール
守山真利恵(もりやままりえ)東京外国語大学在学中にいくつかの小劇場作品に役者、演出として参加。在学中にロシア国立演劇大学(GITIS)演出学部に留学、演出家レオニード・ヘイフェツのもとで一年間の研修を受ける。帰国後、東京でゴーゴリ、スホヴォ=コブィリン等の古典作品を中心に、複数作品の演出を手がける。2015年春よりSPAC静岡県舞台芸術センター創作・技術部演出部班に在職。
■ご予約、その他お問い合わせ
nohaycornelia◎gmail.com
(◎を@にかえてから送信してください)