![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/113868480/rectangle_large_type_2_18ebb647fc28cbe53feab1eb17a9e353.jpeg?width=1200)
神さまは涙を流すのだろうか
=その日のまえに=
文字が見えなくなってきた。
気がつくと、ポタポタと涙が落ちていた。
目の前にある紙にポタポタと。
次の行を読みたくない。
もっと涙が流れてしまうのだろうと思う。
そう思いながらも、文章を読んでいく。
心が震える。
心からは涙が出ないのだろうか。
涙が出るのは目からだけなのだろうか。
心で感じているなら心が泣いてもいいのでは。
本文の中に「神さまは涙を流すのだろうか」と書かれてあった。
みんな泣くんじゃないのかな。
神さまも、心も。
でも涙が出る場所が目。
みんな感動して泣く。
「その日のまえに」(著:重松 清)を読みながら
![](https://assets.st-note.com/img/1692532646148-mAwazHwlUY.jpg?width=1200)