春日山城
嫌いという気持ちにも、等級があると思う。
「どちらかと言うと嫌い」から始まり、「死ぬほど嫌い」まで。
たぶんだけど、レベル1から5ぐらいまで、ありそうな気がする。
ぼくは観光地の混雑がレベル4ぐらいで嫌いなので、行くときには
なるべく平日に休みを取って行くようにしている。
そんなわけで昨日、上越にある上杉謙信の居城、春日山城へ行ってきた。
やっとタイトル出ましたぁ~✨
せっかく出ましたが、話しは ちょいと逸れます♪😊
数年前、連休に伊豆の修善寺へ行ったとき、ずいぶんと精神的にヘタレた事 (ノ;_ _)ノ =3 が、ありまして…。
修善寺のすぐ近くに、美味しそうな蕎麦屋さんがありました。
よし♪ ここにしよう(^^)と、入り口を開けると「お一人様ですか~」の、
店の人の声とともに、中に わんさかいた家族連れやカップルの視線が、一斉に「じろり…(;¬_¬)」と、僕に向けられました。 その「じろり」に…
【ひとりでこんな所に来るなんて、なんて寂しい人…】
【かわいそうなヤツだ…】
【何しに来たのかしら、観光? よく一人で入れたもんよね…】
【あらあら 入ってきそうよ! よし男ちゃん! 目を合わしちゃダメ!】【何、食べるのかしら、水だけ飲んで帰ればいいのに…】などなど
じろりの皆様の、心の声が飛び交ったような気がいたしまして…(;'∀')
開けた戸をパタンと閉め、コンビニで何だったか忘れちゃったけど、
何かを食いました。 以来、なるべく平日に…^^;
まぁ、究極の〝ひがみ〟が もたらす、幻聴?でしょうね(笑)
話しを春日山城にもどします。
新潟との県境が近くなる頃、上信越道の左手に堂々とした黒姫山が現れる。
黒姫の自然をこよなく愛し山麓に定住した、故C.W.二コル氏と、とても美味しかったトウモロコシを思い出す。
二コル氏の小説のなかでは「風を見た少年」が強く印象に残っている。
強面の外見からか赤鬼と呼ばれた二コル氏だが、繊細でやさしい内面がにじみ出た小説だったと、記憶している。
上越に入り、縦配置の信号機を見て「あ~ 雪国に来たなぁ~」と、
思い知らされる。 春日山城は、上越インターからとても近かった。
いよいよ謙信の居城、春日山城に登る。
日本の中世の歴史に興味があり、史実に即した歴史小説をよく読んだが
城、城郭にはあまり興味がなかった。
しかし、この壮大な山城の本丸跡に立ち四方を眺めると、その時代の人達も遠くの山並みや眼下の海を眺めていたであろうことを思い、感無量となる。
時をさかのぼり過去へと思いを馳せるという、癖になりそうな素敵なひと時を過ごした。
山の頂上付近、本丸のすぐそばに大きな井戸があり、地表から4メートルほど下に なみなみと水面が見えた。 不思議な光景だった。
この山城は、ぼくの拙い記憶によれば敵に攻められたことはないはず。
壮大な造りに、この井戸… それもうなづける気がした。
海を眺められる民宿かホテルがあって、泊れたら泊っていこう。
または、雰囲気が良く 駐車場の広い居酒屋があったら、飲みほーだい飲んで車中泊でも♪…と、思っていたが、そのどちらも望めなかった。
ずいぶんと遅くなったが、腹が減ったので国道八号線沿いの食事処へ飛び込み迷わずアジフライ定食を注文♪ (ここでもかい!; ̄ロ ̄)!!)
遅い時間だからか、客は僕ひとり…
突然店主が「お客さん、酢は好き?」と…。
「ん? あ~ 好きだよ♪」
「じゃあね♪ その醤油かけた豆腐に酢をかけてみて😊」
「えぇっ! 酢を?」
「そっ♪ うまいよ~ だまされたと思ってかけてみて♪」
「ふぅ~ん… んじゃ騙されてみるか♪」
と、これが意外にウマかったので、店主を褒め殺しの刑に処した♪
アジフライは、・・・( ̄  ̄;) だったが、良いことを聞いたので、チャラとしよう(笑)
日本海に沈む夕日を見てから帰ろうと思ったが、どこを探しても砂浜がなく 消波ブロックだらけ… 興覚めこの上なし!
むかしはこんなじゃなかったよなぁ~と思いながら、犬の散歩をしていた
地元の奥さんらしい人に訊くと、今はこの辺りほとんど砂浜は無いとの事。 あきらめて一気に帰ることにした。
おしまい♪(^^)/
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