おとおとの 差し入れの話

こんにちは。
うんこ真っ白胃腸炎のおとおとです。
今週は差し入れの話から急遽白いうんこをまたもや漏らしたおとおとの話をしようと思ったのですが、あにに前回からペースが早すぎるとの指摘を賜りましたので予定通り差し入れの話をさせていただきます。

先日、うちのあにがわざわざ差し入れのシュガーラスクを持ってうちのお店にやってきました。
母のお腹に社交性を置いてきたうちのあにですがおとおとの晴れの舞台にシュガーラスクを買ってくる気の利いた男に成長しましたか！ 

シュガーラスクといえば高校時代を思い出します。
おとおとが通っていた都立高校ではお昼になるとおばちゃんがパンとかおにぎりを販売する購買部がありました。
正確にはおばちゃんが購買部を開店するのが10時半。
閉店が13時ごろ。
この短い営業時間でとんでもない数の惣菜パンを売り切るのである。
おとおとも親から昼食代をもらい、今考えたらそんな並ぶほど美味いわけでもないけどチョコパイだの焼きそばパンだのを買うために必死になったものです。

恐ろしいのがたまにパンの購入をすっかり忘れてお昼を迎えてしまうことがありました。
お昼の時間になって今日弁当じゃないということに気付き、慌てて購買に走って行くのですがあとの祭り。
ひと仕事終えた購買のおばちゃんが額に汗を光らせながら売上を数えているのです。

おばちゃん.…なにか売れ残ってない？.…。

お金がないわけではない。

売り場に商品がないだけ。

おばちゃん｢あー。買い忘れたの？もうないわよ。シュガーラスクしか。｣

でた。シュガーラスク。
5枚入100円の甘いばかりで腹が一切膨れない
パン屋では大抵売れ残ったパンで作るSDGsに特化した、The見切り品だ。

コンビニにお昼ご飯を買いに行こうと内緒で脱走しようものなら大体は校門で狙撃されるか、運良く脱走できても途中野犬に襲われるしかないので、もはや弁当難民の残された選択肢はこれを買うかお昼我慢しかない。

おばちゃん。
シュガーラスク500円分下さい..…。

おばちゃん。勘違いしないで下さい。
僕はあんな砂糖と油たっぷりの非常食みたいなものを25枚も食べる気はない。

5袋のシュガーラスクを持ったおとおとはすぐに自分のクラスへ走り、
｢みーーんなーー！！僕のシュガーラスクとみんなのご飯を交換しないかーーい！！｣

しかし世間とはなんて冷たいのでしょう。
いつもは仲良しの友人達も昼食を買い忘れた哀れなシュガーラスク難民には焼きそばパンの紅しょうがひとつ恵んでくれません。

悲しいシュガーラスクジプシーは
世間というかクラスを睨みながら25枚のシュガーラスクをザックザックと食べるのでした。

以上。
お兄ちゃん差し入れありがとうの話でした笑