バイク乗りには2種類の人間がいる。自動二輪そのものが好きな人間と、特定のジャンル以外は嫌いな人。

バイク乗りならわかると思う。

バイクに乗らない人はばくおん!って漫画を読んでもらうのが一番早いですね。

スクーター、小型ミッション、クラシック、スポーツ系、ダート・トライアル系、アメリカン・クルーザー系、何でも好きだしカッコイイ!という人間。
これは二輪そのものが好きなタイプ。
一方で外車しか乗らない人間、特定メーカー以外乗らない人間、特定ジャンルしか乗らない人間がいます。

びっくりするくらい、後者の人間が多いです。

俺は後者の人間があまり好きではありません。
俺は後者の人間と会話して盛り上げて楽しませる事が出来る。何故なら相手が好きなものにある程度精通しているから。
けど後者の人間は相手を楽しませてくれようとはしません。
相手が自分の好きなもの以外に精通していないというのも理由の一つですが、根本的な理由として、自分の価値観にそぐわない物を否定する人間だから。

好きを突き詰めると嫌いなものは無くなってくものだと思うんですよね。

いくら好きなものでもやり続ければいつかは飽きる。
飽きて違うジャンルにも手を出す。
そうすると良さが段々わかってくる。
好きじゃなかったものも段々好きになっていく。
元々好きだった物がもっと好きになって新たな気付きを得る。

そうやって嫌いなものが無くなっていって高みに登って行くくものだと俺は思う。

俺が出会った第一線で活躍している人達は自分の好みじゃないものを否定している人間は一人もいなかった。
真正アップラーって人でもウィンドウズを自らの意思で使ってたし否定しているところなんて見たことなかった。
バンドやってたときの顔見知りには売れて有名になった人達もいる。その人達もいちいちジャンルでくくったりせずに色々聞いていた。
メーカーや出版社に務めている人達とも話したけれども、SS(スーパースポーツ)にもアメリカンにもスクーターにも詳しかった。
中野真矢だってスクーターに乗ってるし、ロッシだって自分専用のダートコース持ってる。

すごい人ってのはいちいち否定しないんですねぇ。
要は大きなくくりで好きになれないと成長出来ないってことですねぇ。
バトル漫画が好きなら漫画好きとして少女漫画も読む。漫画でわかる!等の学習系漫画も読む。
メタルが好きなら民謡もヒップホップも聞く。
ウェブプログラミングしかしたことないなら組み込み系もやったりドライバ作ったりもしてみる。
スーパースポーツが好きならアメリカンもスクーターも乗ってみる。

そういう精神が楽しく生きる、ひいては成長するために肝要だと思う。
嫌いなジャンルが存在しているうちは低レベルだって事ですね。

そういう真逆の物を否定して挑戦してみる気にもなれないうちは、人間としても未熟だし好きなものに対しても未熟すぎる!
仲間を探さずに一人でシコシコとやってなさい!

否定してくる人間と話すと、こっちもつい否定してしまう。俺は聖人じゃないのでね。ただの人間だからついつい否定し返してしまう。
けどそれって最高に不毛なので、ムーンウォークしながら離れるようにしてます。
だからたまに思い出したかのようにムーンウォークの練習してます。

まとめると、ムーンウォークカッコイイよねって話でした。

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