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柔道、恥ずかしい思ひ出

中学一年の体育の授業で人生初の柔道をした。
はじめは、受け身の練習ばかり。
でも、なんかオレ、受け身がめちゃ上手だったみたいで、
褒められて、みんなの前でお手本やらされたりして、
なんか柔道面白いじゃないかと思い始めた。

ある時、突然「今日は組み手をやる」と言われて、
なぜか、その対戦相手が柔道部のヤツになった。

もちろん、開始数秒で思いっきり投げられた。
急に体が軽くなって、スローモーションのように畳に落ちていった。
どんな技をかけられたかも覚えていない。
でも、そこは得意な受け身、見せ場でもあるわけで、
左手で畳をターンと打って綺麗に完璧に受け身を決めた。
「よしっ」と思ったと同時に「一本!」という声。
起き上がって、自分が負けたことがわかった。

その時初めて、柔道は投げられたら負けなんだと知った。いや、投げられたら負けはわかっていたけど、何故かそれまで、投げられても綺麗に受け身をすれば、相殺されると思い込んでいたのだ。ほら、スキージャンプのテレマークのようなのもあるし(違うね)ルール、技の掛け方・防ぎ方など何の説明もなく、ひたすら受け身の練習だけした後だったし。

色々考えても、勘違いの原因が何なのか、今では説明も付かないのです。

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