ポエムマーケティングの臨界
2013年4月にBULK HOMMEを発売した。あっというまに7年近く過ぎ、細かい話は思い出すことができなくなってきてさみしい感じもある。
その前に準備している時期あたりから、自分のやりたいこと、成し遂げたいことをつらつらとFacebookとかに長文で投稿していた気がする。このころ、急に化粧品メーカーやってみますだなんて孤独すぎて、まわりのみんなにわかってほしかったんだ。
自分で言うのはとてもダサいけど、当時はいまより人格的な意味でトガっていたし、攻めていた。守るべきステークホルダーが増えて自分が特攻隊長でい続けるわけにはいかなくなったことを自覚し、少しずつだけど最近では良識のある大人になれたかもな、と思う場面が多い。
月並みな話だが、最近の若い起業家と話して、その優秀さや洗練に触れて驚く。でも、しっかり話していくとたまに顔を出す低レベルな側面も見えて、自分でも手助けできるかもなとうれしくなる。
ただ、やはり根のおれは変わっていないんだ。青くさい文学少年のマインドがいまでも人格を形成しているし、シェアだKPIだ効率だというよりも先に「世界を変えたい!」、「伝説をつくる!」という自己顕示欲にも似た思想がいつも自分のなかの一番目立つところに位置している。
かならずBULK HOMMEで世界ナンバーワンの……まずはスキンケアというくくりでのシェアを、獲得してみせます。わりとプロセスの見えない荒唐無稽な話をするのが恥ずかしくなってきた部分もあって、その先はもうちょっと見えてきたら、いつか語りたいと思っています。
ああ、文章を書くのが好きでよかった。たったひとりである自分の気持ちを社会に接続することにこだわれてよかった。
ヤマなし、意味なし、オチなし。
今年もやるっス!
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