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歴史上の有名人物でLV1鑑定⑥

前回はなにわのモーツァルトでした。
今回は本物行きます。
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトです。
キダタロー先生の命式と似ているのかと勝手に想像していましたが、全く違いました。

命式表

※通変星の出し方は、流派によって異なります。

基本的な性格
可愛らしくて和みのある癒し系です。。
(肖像画から見る限り、そんな雰囲気はありますね!写真ではないので事実かどうかは謎ですが・・・・)
社交性やカリスマ性があり、おしゃれでセンスがあり、流行に敏感な性質です。
仕事は好きだけど、転職が多い傾向もあります。
実際、ザルツブルグ→ミュンヘン→マンハイム→パリ→ウィーン、と職場を変えています。
アイディアがたくさんあり、才能に恵まれた命式を持っています。
命式表には出していませんが、芸術家の適性は十分にあるとされる華蓋も持っています。
地位、お金より、名誉を重んじる面も持ち合わせています。

年柱の天干通変星が比肩です。
好き嫌いがはっきりしており、相手の気持ちを考えずものを言いたい放題という印象を持っている人です。
好き嫌いのはっきりしたところで有名な話では、フルートが大嫌い。
フルートの曲を4曲作って欲しいと依頼されたところ、2曲しか作らなかったため、お金をわずかしかもらえなかった、という話も残っています。
自分の好みとプライドを貫いた感じがします。
言いたい放題に関しては、遺族は処分したいと考えていた、公開したくないような内容の手紙が残っていたりもしますよね。。。。

年柱に駅馬(これも表に入れてない)が入っており、蔵干通変星の印綬と同居しています。
これは、勉強のための移動があるとされています。
年柱は父親や上司との関係を表す場所でもあります。
モーツァルトの音楽的才能を見出した父親に連れられて、
巡業を行い国外にて音楽教育を受けています。

今回は、通変星を見てみます。

上記5つの通編母子は、1〜2個あるのがバランスが良い、とされています。
モーツァルトは食傷、官星がなく、財星が多い人となります。
財星が多いと、金銭トラブルや、収入額少なくなる、出世ができない、とされています。
食傷は、遊び・自己表現の星で、官星は仕事や地位を表す星です。
食傷がないモーツァルトなぜ音楽で表現できたのでしょうか?

大運表

そもそも才能があったことはもちろんですが、大運表を見ると、1784年から食傷が巡ってきています。
この時期、大曲を作っています。

  • 1785年(29歳) 弦楽四重奏曲集をハイドンに献呈(「ハイドン・セット」)

  • 1786年(30歳) オペラ『フィガロの結婚』初演

  • 1787年(31歳) オペラ『ドン・ジョヴァンニ』初演

  • 1788年(32歳) 「3大交響曲」を作曲

  • 1790年(34歳) オペラ『コジ・ファン・トゥッテ』初演

  • 1791年(35歳) オペラ『皇帝ティートの慈悲』、オペラ『魔笛』初演

一方、お金のトラブルについてはどうでしょうか?
こちらは、歳運表を見てみます。

26歳から晩年までの歳運表

1788年、1789年に財星が巡ってきています。何もない状態でも財星が多いのに、
さらに増えてしまいました。
晩年までの数年間、借金を依頼する手紙が残っています。
品行方正とは言い難い行動、お高い衣装が大好き、なども災いしていたのかもしれませんね。
大運表を見ても、生まれてから28年、財星が巡ってきています。
父親と一緒にイタリアに就職先探しのための巡業に行っていますが、どの宮廷にも就職できませんでした。
また、1770年ローマ教皇から黄金拍車勲章を授与、ボローニャのアカデミア・フィラルモニカの会員に選出されるなどの称賛はあっても、報酬はわずかだったいう話もあります。
財星が多すぎる影響を直撃したような運命だったのかもしれません。

財星だけに限らず、通変星の過不足の影響を和らげる方法はありますので、ご安心ください。

#四柱推命 #鑑定 #歴史上の人物

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