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積読日記

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2020年2月の記事一覧

【積読日記8】寝入りに日記を読む/よう知らんけど日記・よりぬきのん記・にょっ記・八本脚の蝶

引っ越してから始めたことに、メモ帳に日記を付ける、というのをやっている。手書きの、汚い字の、脈絡のない、人に見せない日記。一方で世の中には人に見せる日記というのもあって、これもまぁその一つではあるけれど、日記を書いた後に日記を読んで寝る、というのをしている。 柴崎友香さんの小説で発される関西弁が好きで、一頃はえらいはまっていた。タイトルがいいよね、タイトルが。同僚に関西人の「よう知らんけど」が嫌い!という人がいて、その理由を聞くと、かつてその人にあった出来事がきっかけで、詳

【積読日記7】まっすぐ帰るのもちょっとなぁという金曜の夜/韓国が嫌いで

なんかまっすぐ帰るんはちょっとなぁ……という日がある。仕事で頭を使ったつもりやったのに何も進んでなくて、前によく行ってたラーメン屋さんでハイボールも飲んだけどちょっと落ち着かへんくて、駅までの道で妙に周りを気遣える酔っ払いとすれ違い、帰宅ラッシュは終わってるけど、夜の予定が終わってから帰るにはまだ早い、なんか妙に空いた電車で自宅の駅に着いた金曜日とか。そんなときの選択肢その1、どっかで軽く飲み直して帰る。いや、お酒は控えようと思ってたとこ。一杯だけでいいやん、ラーメンも食べた

【積読日記6】航海の歴史/物語創世/ラグビーの世界史/文学問題(F+f)+/WTF経済

分厚い本っていいですよね。持ち運びがどうとか、重さがどうとかありますけど、手が攣るように本を読みたい。5冊合わせて2,400ページほど。並ぶと一番端の文庫の薄いこと薄いこと。 ちらっとうつっているその文庫はヴィトゲンシュタインの「論理哲学論考」。語りえぬものについては~ってやつですね。誰かがね、この古典新訳文庫のやつがいいって言ってたんですよ、誰やったかな……。はさんである栞を見る限り、新宿のブックファーストで買ったようなのですが、かの店に最後に行ったのは何年前だろう……。

【積読日記5】ローマ亡き後の地中海世界/ブルボン朝/ハプスブルク帝国/「棲み分け」の世界史

母が積読にしていたロードス島攻防記を手に取ったのが塩野七生さんへの入り口でした。たぶん小学校6年生とか、中学入ったとことかそれぐらい。そうしたうちに川原泉の漫画でチェーザレ・ボルジアの話があって、塩野七生のチェーザレの本を読んだり、「海の都の物語」、「十字軍物語」、最近文庫になった「皇帝フリードリッヒ二世の生涯」をはじめ一通り読んでいます。その流れで「あぁ、続きが出た」と思って買ったあと、読めずに置きっぱなしになってしまっているのがこちら。1,2巻も読んだはずだけどもはや内容

【積読日記4】hibi//ジョン/本屋の本当/新しい目の旅立ち

ペースは決めてないし、まして買うたびに書いていたら更新の頻度にも限界はあるので、次は前から積んでるものを書くつもりだけれど、「分けた」と書いたから少し日が空いてしまったことは反省しています。 今日は1/31-2/1に開催された「二子玉川 本屋博」で購入したものを中心に。 『hibi/ ーーどこにいても本屋』 https://www.habookstore.com/%E5%87%BA%E7%89%88-publish/ 「新しい本を作り、流通させ販売し、そしてまた新しい

【積読日記3】ポスト・サブカル焼け跡派/2010s/モヤモヤの正体/ロバート・ツルッパゲとの対話/Number

さすがにそろそろ財布がヤバい気がする。スペースはまだある。でも新刊は待ってくれない。と、思ってた矢先に3年前にもこんなことを書いていた。っていうかFacebookで時々7年前の投稿とか見せられるといつの間にそんなに月日が!という気持ちになりませんか。 今週は併せて読んだらええんちゃうかと2冊になった本、偶然出会った本、待ってた本、そして雑誌が仲間入りしました。昨日本屋博で買った本や今日届いた本もあるんですが、とりあえず。 批評ユニットTVODさんの衝撃のデビュー作、だそう